磐越東線川前駅に設置されていた駅ノートが管理撤去されると聞き、駅ノート管理人様からお借りました。

お借りした駅ノートは、川前、夏井、江田の3冊で、2019年2月の播磨下里お絵描き教室に合わせて、播磨下里駅で展示し記帳させて頂きました。

駅ノートと違い、持ち時間は無制限です。
こういう時は出来るだけ丁寧に描くことを心がけています。

今回は私流のメイキングを詳しく紹介します。

まず、イメージをよく練って、まとまったら適当な紙に下書きします。

イメージ出しは絵じゃなくて、言葉でも、箇条書きでも、走り書きでも、落書きでも、何しか思いついた事を書き出します。

今回は
播磨下里、川前、繋がり、キャラは?、どうやって繋ぐ?、円、線、三角にまとめる?…
こんな感じです。
「?」がありますが、疑問として思いついたので書き出しました。

書き出したら、これらを組み合わせたり削ったりして、まとめていきます。
今回は「播磨下里と川前を円(縁)で結ぶ」とテーマが決まりました。

下書きが、こちら。
下書きは適当な白い紙です。
私は、ダイソーの落書き帳を使ってます。


それを、パソコンでスキャン → 画像ソフトでリサイズ → プリントアウト。
本番の駅ノートの裏に貼り付けてトレースし、下書きを本番のノートに書き写します。

この工程は手抜いても大丈夫です。
要は、なんかしらの方法で下書きした絵を本番のノートに写せばいいのです。

描き写しは30分ほどです。
今回は、フルカラーで描く予定でしたので、下書きの線はコピックマルチライナー0.1のセピア色を使いました。

色ぬりはステッドラーの水彩色鉛筆。
これを水彩で使わず色鉛筆で使います。

紙質によってムラが出たり、ざらつきが残ったりと、ジャジャ馬な画材ですが、それが面白くて愛用しています。


私は、キャラから順に塗っていく派です。
特に髪の毛の質感にはこだわります。
その後背景を塗るのですが、古い駅舎はどうしても茶色茶色していまします。
実際の色とは違う色で、うまく塗り分けて明るく仕上げます。


最後に、線が色に負けて、輪郭が分からなくなっているところだけ、輪郭を強調します。

こんな感じで完成です。
作業時間は1時間×3日の合計3時間程でした。