NTTが13日発表した平成21年3月期連結決算は、
売上高が前期比2・5%減の10兆4163億円、最終利益は
15・2%減の5386億円となった。
自動車、銀行などが総崩れとなる中で、不況の影響を
あまり受けなかったNTTが三菱商事を上回り、国内トップの
利益を確保した。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090513/biz0905131617010-n1.htm
輸出で日本の経済を支えてきた、トヨタや三菱商事などが
急激な貿易不振で減益決算に陥り、変わって
データ通信事業が堅調なNTTグループが純益で
日本一の企業になった。携帯電話のNTTドコモは機器の
販売台数を減らすなど苦戦したものの、
官公庁に深く入り込んでいるデータ通信シテム事業が堅実に
利益を確保し、グループ全体の黒字幅を引き上げた。
NTTデータは、大型汎用コンピュータで出遅れたが、
0円入札などで官公庁に入り込み、一旦採用が決まると
システム開発を一手に握り、毎年の予算を思うように操ってきた。
本来は毎年入札されるのが原則だが、最初にシステムを開発すると、
他社が入り込む余地が無くなる。おまけに導入した官公庁も
手が出せないような、複雑なシステムを駆使するため、
本来はシステム・エンジニアを置くのが普通のところを、
NTT以外の人間には触れない仕組みを構築した。
都市銀行が合併でATM(自動預金支払機)の統合をするのに
大変苦労したように、他社のCPUを操作するのは大変な労力を要する。
そのため最初は0円でも、次年度から莫大な利益を生み出す仕組みである。
さらにNTTは、ビル・メンテナンス事業にも乗り出し、入り込んだ官庁の
建物も指定管理事業者に登録し、受託事業で売り上げを伸ばしている。
電電公社時代には考えられない、利益に繋がるものには
何でも手を出す姿勢がうかがえる。
労務管理も公社時代のような、ぬるま湯的体質は払拭され、
NTT西では9人の契約社員が組合を作り、ノルマを達成しないと
次年度の契約しないのは違法、と労基局に訴えを起こしている。
しかし、売り上げも純益も減少しているが,日本一を獲得したのは
常連組が下落したためで、光ファイバー事業などで思い切った
経営をしないと、トップの座もいつ取って代わられるかわからない。
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