かぜ薬やかゆみ止め塗薬などの大衆薬品が、
今日からコンビニエンスストアで販売が始まった。
これまで薬剤師がついた対面販売が原則だったのが、
薬事法の一部改正で、登録販売者が居ればコンビニでも
スーパーでも販売できるようになった。
しかし、問題が2点ある、一つは登録販売者という資格制度である。
6年間も薬科大学で専門知識を習得して国家試験に合格した
薬剤師がいながら、なぜ登録販売者が必要なのか。
名前のように簡単な講習を受ければ登録だけで、店頭に立てる。
企業とすれば、人件費の安い登録販売者を採用するが、
高給を必要とされる薬剤師は敬遠される。高額な学費を納めて
高度な試験に合格しても、勤め先が無いのでは、
6年も履修していく価値が無い。
昔のロシアのジョークに、医者の給料よりタクシーの運転手の
給料が高く「何故そんなに高いのか」と聞いたら「長い時間、
働けば高いのは当り前」と平然としていたとか。
まさに社会主義では、仕事に軽重はないのだ。
自分を磨くための高額な投資をしようが、賃金は一律。
その内、社会の活力が薄れ、優秀な人材は海外へと逃げて行く
結果となった。日本も同じ道を辿るのか、身震いがする。
さらに、対面販売を強化するあまり、ネットや通信販売が
禁止された。漢方薬や常備薬など通信販売していた
老舗の薬品会社が大打撃である。これらの薬はどこにでも置いている
薬でなく、地方で古くから何代も続けて重用されている薬が
送れなくなったのだ。服用者もお年寄りが多く、地方まで
買いに行けない人が多い。また身体の不自由な人も、
コンビニかスーパー、薬局へ行かなければ薬を出してもらえない。
今までネットを使えば、簡単に送って貰えていたのが出来なくなった。
確かに、通信では副作用などの問題もあり、野放しには
出来ないのは理解できるが、承認、未承認にしてもあまりにも
お上に頼りすぎである。当然、副作用のきつい第1類の薬は、
今回の対象から外れているが、これまで何の問題もなくネットや通信販売で
処方していたのを、一律に禁止では、現場をあまりにも知らなさ
過ぎるのではないか。資格制度は役人の天下り先確保に、
対面販売の強化は製薬会社の横槍などの匂いがプンプンである。
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