首相の諮問機関である経済財政諮問会議が「2009骨太方針」を決めた。
小泉首相が「2006骨太方針」を決めて以来のことであるが、
2011年に国の財政のプライマリーバランス(基礎的財政収支)を
黒字化する目標をあっさり引っ込め、2023年まで後退するとした。
直接税が頼りのわが国の税制では、世界経済の動向に左右されやすく、
税収不足を赤字国債に頼らざるを得ないが、安易に赤字国債を
発行するのは戒めるに越したことはない。
福田赳夫元大蔵大臣が、昭和49年にわが国で初の赤字国債を発行する際、
「一旦赤字国債を発行すれば麻薬みたいなもの」と発言したが、
まさにその通りになりつつある。景気が回復して税収が増えれば返せばいい、
と安易に借金を重ねて、生活が豊かになれば元の貧しい生活に戻るのは
いやとばかり、借金を重ねる。家計であればすでにパンク状態だが、
国の財政だから簡単にお札が刷れる。
誰かが歯止めをかけなければ、本当にこの国はダメになってしまうのが
分かっていない。
昨秋のリーマン・ショックで百年に一度の経済危機を呪文に、
補正予算を三度も組み、借金を垂れ流す。
一体この国には、本当に志ある政治家はいないのか。
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