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華の都パリヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ
マドリードから飛んできました。
パリと言えば、エッフェル塔、凱旋門、ルーブル美術館にノートルダム大聖堂、そしてジャン・ヌーヴェル?
今回の旅に強引にパリを組み込んだ理由は、訪ねたい設計事務所があったから。
「Dorell.Ghotmeh.Tane / Architects」
以前一時帰国した際(2009年6月)に、首都大で行われた建築家・田根剛さんの講演会を拝聴する機会に恵まれた。
田根さんは、26歳でエストニア国立博物館の国際コンペで最優秀賞を取っています。
それを機にコンペ仲間と「Dorell.Ghotmeh.Tane / Architects」を設立。
現在まだ30歳。
プロジェクト進行中です。
まずはその若さに驚かされるΣ(・ω・ノ)ノ

26歳といえば今の私とほぼ同い年。
厚かましくも「羨ましい」「悔しい」という感情を抱いてしまう

講演会での場所性を大事にした計画にひどく共感し、是非もう一度パリの事務所でお会いしたいと思っていたのだ

この日は、パリでの再会を約束し、名刺交換をさせていただいた。
パリへ来ていることを伝えると、少しばかりお時間をとってくれた。
プロジェクトの解説などをしていただいたのだが、私にとって、とにかく刺激的な時間だった。
建築に対するモチベーションが高まる。
もともとバルト三国に興味があったこともあり、エストニア国立博物館の完成が待ち遠しい

私もひどく重要視している『場所性』については、また別の機会にお話するとして、早速、華の都パリのレポートを始めよう。
と、その前に、
パリミュージアムパスをご紹介しておこう

いくつかの美術館に絞ってじっくり観覧したい人には3日間の値段としては割高かもしれないが、建築巡りのように、より多くの施設を効率的にまわりたい場合はとても有効的である。
利用できる施設は30以上もあり今回ほとんどがこのパスで入場できた。
(詳細)それではGO

パリには魅力的な建築が目白押し

だが、すべて単体の印象で、街としての関心、興味はそれほどなかった

ので、まずは単体で紹介していくとしよう。
まずは、フランスを代表する建築家、ジャン・ヌーヴェルが頭角を現すきっかけとなったアラブ世界研究所(1987年)

カメラのレンズの絞りの要素を取り入れることで採光を自動調節。
ファサードにはその大中小3種のダイヤフラムによる美しい幾何学模様が並び、内部にそのまま光を落とす。
それは「アルハンブラ宮殿」の装飾パターンにも酷似しているらしく、アラブの匂いがプンプン。
先端技術があまり主張してこないところがとてもいい。
(実際壊れていることも多いらしいが。。)
イスラム文化を体現する優れた現代建築に贈られるアガ・カーン建築賞を受賞。
続いて同じくジャン・ヌーヴェル設計、カルティエ現代美術財団(1994年)

限りなく透明な建築。
見れば見るほど透明。
ガラス張りの建物の前面に大きく配置されたガラス・カーテンウォールの効果は絶大。
挟み込まれた樹木は、映り込みがレイヤーとなってファサードを形成。
私はちょうど、夕刻から暗闇の時間帯を眺めることができた。
ファサードは、空の色を移し、時間と共にその表情を変え、次第に消えていった。
意図していなかったのだが、変化に富む時間帯で、まるで時の流れが目に見えるようだった。
次にご紹介したいのは、レンゾピアノ&リチャードロジャース、ポンピドーセンター(1977年)

西側にはチューブ状のエスカレーター、エレベーター、片側廊下、東側には色分けされたむき出しの配管設備。
このあまりにも工業的な外観は、パリの街並みにそぐわないとして反対意見も多数あったようだ。
しかし、現在は年間700~800万人もの来場者数をマークし、あのルーブル美術館やエッフェル塔を合わせた数以上だそう。
現代美術館として確固たる地位を確立している。
私が特に好きなのは、西側に大きくとられたイベント広場である。
建物にかこまれていて、そう広々とした印象は受けないが、ポンピドーセンターに向かって緩やかな傾斜がつけられており、人がわいわいと集まりやすく、留まりやすい、心地よい場ができていた

イベントで賑わう様は想像に難くない。
以上は、私が以前からパリに行ったら必見だと期待していた建築だ。
そして、もうひとつ。
想像以上に感動したのがオルセー美術館(1986年)

以前駅として利用されていた場所が、美術館として生まれ変わった。
造り込まれた建築、というのが訪問前からの印象だったが、その内装センスは抜群。
かなりまとめあげられていた。
ベルリンでいうところのハンブルガー・バーンホフ現代美術館(1996年)も同じように駅を改造した美術館であるが、オルセー美術館は、ワンルームとして世界最大規模の展示空間を持つ。
それに対してハンブルガー・バーンホフ現代美術館は、50~80mクラスの長い展示空間を4つ。
これはほぼ同規模であるが、どちらも駅という特徴を最大限に活用し、展示空間としてすばらしく機能している

この勢いでピカソ美術館も期待して行ったのだが、しばらく閉館とのこと

残念だ。。。

ピカソ美術館を求めて彷徨っているうちにパンテオンの入場時間に2分遅れて入れなかったことも悔やまれる

他にも、ゲーリーのアメリカンセンター、ペローのフランス国立図書館、クリスチャン・ド・ポルザンパルクのオート・フォルム集合住宅と、見たい建築が目白押しであったが、限られた時間の中で、ゆっくりと街歩きをする時間も確保したかったため断念した。
代わりと言っては何だが、田根さんからお勧めしていただいた建築・文化財博物館(フランス文化財博物館)を堪能して満足

では、街としての印象をお話しよう。
ランドマークであるエッフェル塔は、ゆるぎない。
ポンピドーセンターから見た夜景でも、ひときわ輝いていた

(文字通りキラキラと特殊な照明演出で輝いていたのだが。)
そして凱旋門からシャンゼリゼ通りへ

パリの街並み、思ったより統一感ないかも。。| 壁 |д・)
私のイメージが極端だったのかもしれないし、ヨーロッパの風景を見慣れてしまったのかもしれない

THEヨーロッパは、勝手にパリかと思っていたが、この様子だと、私の中で断然
ウィーンである。
だがしかし、ポンピドーセンターしかり、ルーブル美術館のガラスのピラミッドしかり、先端的デザインが、街に色を添えていることは確かである

カフェやマカロンや、とにかくおしゃれな街には違いない(`・ω・´)ゞ
まぁ、わかっていたことではあるが、私、あまり華やかな街は、苦手かも

ということで、正直なところ、パリ編はなかなか筆が進まなかった。
スペイン、
モロッコが強烈すぎたか・・・
きっと、観光地ではなく、もっともっと地域に根ざした小さな素敵をたくさん発見できた時、私はようやくパリの魅力に気づけるのかもしれない。
最後に、ルーブル美術館のガラスのピラミッドの総重量が100tにも及ぶこと、そしてモナリザを観てテンションが上がったことだけ報告して締めさせていただく。

街ノート
PARIS:華の都
滞在期間:2009年10月13日~17日
宿:
白い門訪れた主な建築:エッフェル塔、凱旋門、ルーブル美術館、ノートルダム大聖堂、アラブ世界研究所、カルティエ現代美術財団、ポンピドーセンター、ブランクーシ美術館、オルセー美術館、パンテオン、建築・文化財博物館(フランス文化財博物館)
アクセス:マドリード

パリ
easyjetで約2時間

参考図書
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参考にしたかった図書ヘ(・o・Ξ・o・)ヘ
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予告
実は、このパリ4泊5日の間に、モン・サン・ミッシェルにも立ち寄りました。
次回はその模様を☆

-よろしくおねがいします-