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ここ最近、本に没頭している。
まだまだ夏休み気分が抜けなくて、読んで疲れては寝て、また読んでしまう。

一年ほど前だったと思う。
大学で教育心理を学んだ時の教授が、こう言っていた。
『もし、先生になろうと考えているなら是非、灰谷健次郎を読んで下さい』
それから私は名前だけは知っている灰谷健次郎を、古本屋で見つけたら手に取っていた。

児童文学で有名だけれど、大人が読むのが一番いいと思うよ。
『天の瞳 幼年編』の倫太郎ちゃんは本当に可愛くて、本当に憎々しい。
確かに倫太郎ちゃんを軸に描いているんだけど、
なぜか私には、倫太郎ちゃんに振り回される周りの大人達が主役みたいに思えた。
この暴れん坊の倫太郎ちゃんに手こずり、大の大人が泣かされ、戸惑う。

倫太郎ちゃんのじぃちゃんは、倫太郎ちゃんに人間として対等な話をする。
木々なども言葉を話すこと、人の心は心の目で見ないと分からないこと。
どんな出会いも必ず意味を持つこと、本当の自分を大切にすること。
そして、小学校に上がった倫太郎ちゃんに素敵なことを教える。

『4+5=9では、シゴクになる。
 4+5=10で、シゴトにするには
 遊びの1を足さなきゃならん。
 遊びの心は、楽しむ心。』

倫太郎ちゃんじゃなくたって、私みたいな大人でもジーンとする。
あっ、つい忘れそうになってたな。そう感じる言葉。
じぃちゃんの言葉は誰もが、どんな赤ちゃんでも、どんなお年寄りでも、
生きていることが、それ自体がシゴトなんだと言うことになる。

私ってば、いいシゴトしてるかなぁ~
・・・・・してない。な。
むしろ、将来的には倫太郎ちゃんのじぃちゃんみたいになるのを目標にすることにした(単純)
いや、おばぁちゃんじゃん?と思った方。
私もそう思っていたんですけど、どうやら違ったみたいなんです。
私、最近、『男前』って言われてしまうんです。
どう考えたって『いい女』だろ・・・・ったく。
一体、私は何を超えてしまったんだ?
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明日は、ようこちゃんの結婚式。
昨日は、そんなようこちゃんの『独身最後の会』
仲良しメンバーが全員揃って、たくさんの話で大盛り上がりだった。

人には様々な幸せな形があるけれど。
月並みがいい。平凡でいることがいい。
大きな成功や、思い描いた夢や、理想ある生き方は素敵なんだけど、
幸せな家庭を築くことは、どんなことよりも難しい。
余りの凡庸さに刺激を求めたくなるけれど、
ずっと同じ人を愛し続けることや、
自分ではない誰かを思いやっていくことは、
『そこにある』というだけでは保っていけない。

それでも、
すごくいいよ。
結婚なんて人生の余興だ、って言ったけどさ、すごくいい。
腹立つし、喧嘩もするし、お互い寝起きなんて最悪だけど。
同じ生活感を感じたり、帰る家が一緒だったり、
どうでもいいことがスゴく幸せにさせる。
出てきたお腹に時々呆れちゃうけど、
ニカッと笑う顔が不細工過ぎてキツいけど、
それすらも愛おしくなるんだよ。
だから、もういいやって思う。
もう愛しているから負けてもいい。



空が青いと思うように、風が気持ちイイって思うように、
2人で歩いていくことが自然になっていけたらいい。
そんな風に、私もようこちゃんも
愛する人とずぅーっと一緒にいられますように。
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今日で8月が終わる。
今年の夏は、やることが多過ぎていつの間にか終わってしまった感じ。
なかなか家族と過ごせなかったけれど、沖縄へ行けたことで私の隙間は埋められた。


夏に家族と過ごせない時間は、もどかしく、寂しく、苛ついた。
それでも、私だけがただ1人、しんどい思いをしているわけではないと、
それが頭の片隅にあるだけで、色んなことをやっていけたんだと思う。
どんな時でも、必ず私を見守って生きている人がいる。
それだけで、私は強くなれる。

沖縄へ、予定通り息子をひめゆりの塔に連れて行った。
息子は知りたい、と。
息子の言葉は、いくつかの大事なことだった。
『どうして、こんなに哀しいことが起きたんだろう?』
『戦争は、どんな理由でもやっちゃいけないんだ』

忘れないで欲しい。
これからも、色んな問題や色んな経験をするだろうけれど、
一番大切なことを忘れないで。そう願った夏だった。


私には、欲しいものが沢山ある。
私の人生を私らしく生きるには、全てが必要だと思ってる。
だからといって、何かを成し遂げるために何かを犠牲にするのは違う。
何かを引き換えにして成功したものは、何の意味があるのだろう。
ただ必要なのは、最大限の努力だ。
いい仕事がしたい。自分の好きなこともしたい。温かい家庭でありたい。
どれかを失うなんて考えられないし、どれかを手放すのは放り投げたい言い訳に過ぎない。


同じではないかもしれないけれど。
戦争をしなければ平和にならない、なんてことはない。
私たちの持っている心は、もっと色んなものを生み出せる。
可能性を作り出せるのは、自分自身なんだから。
一つの方向性しか見れないのは、しなやかじゃない。

そうやって毎日を改めて大切に生きて行かなきゃ、と思った夏でした。