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しゅんくんは、息子の友達で息子が大好き。
息子が休むとパニックになるほど、大好きらしい。
そういえば、小学5年生になっても『しゅんくん』の名前は
息子の話の中で出てくる。

女の子とWデートをするようなお年頃にもなり、
いつも友達と遊び回っている息子なのに。
なんだかチャラチャラしやがって、なんて思ってたのに。


急に掴まれたり、何度も何度も聞いてきたり、
唾が飛ぶほど顔を近づけたりされると嫌になってしまうみたいだけれど。
でも、息子は変わらずにしゅんくんの相棒を務めている。

今日、個人面談で先生から聞くまで、
息子がしゅんくんの『相棒』だって知らなかった。
なんでも話してくるのに、そんなことは一度だって言ってなかった。

先生が、息子の持つ感覚を教えてくれた。
特別級だからって特別に扱いをしないけれど、
ダメなものはダメ、良いところはいいと言ってあげられる。
なかなか思いもつかぬところで、感覚が動いてる。
息子としゅんくんとクラスメートとの関係を説明してくれた。




私の知らない息子が、そこにはある。
そして、少しずつ増えてくるであろう息子の世界に、
ちょびっと覗かせてもらったら、
案外、息子に見習うべき姿が見えた。



息子よ、もっと強くなれ。
強くなって、本当の優しさを知れ。
春、私は何もかもを放り出したくなった。
ずっと大事に守ってきたものすら、傷つけたくなる程、
自分が傷ついてまでも、傷つけたくなる出来事があった。

逃げ出したいと思ってはいても出来なかった私が、
本当に逃げようと決心したのは、考えて悩んだ末の結論だった。
逃げ出して、大事なものを傷つけて、独りになった私が出来たことは、
ひたすら泣くことだけで、思い出すのはそこに至るまでの出来事だけ。

誰だって、きっと、大切な人に傷つけられると哀しくなる。
哀しくて、哀しくて、どこに行けばいいのか分からなくなる。
もう、届いて欲しい言葉が届かないんだって知った時、
何をどうすれば、その気持ちがよじれること無く伝わるかなんて、
考えもつかなくなる。

私は、ひたすら泣いて、ずっと泣いて、とめどもなく泣いた。

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今でも、考える。
あのときを、どんな形になるにせよ、いつかいい思い出になるのだろうか。
私が逃げ出したあの瞬間を、私は許せるようになるのだろうか。
私は、今どんな風にあの出来事を受け止めているんだろうか。

人生の様々な選択を、正解も分からずに選んでいかなくちゃいけない。
正解が分からないからこそ、私は今一度、振り返ってしまう。


本当はどうしたいのだろう?


私は、忘れたりしない。
思い出さないだけなのだ。
今日は朝の九時から、小学校の委員会に行ってきた。
とは言っても、特に話す議題も無く、報告みたいな感じ。

委員長は、人柄も良く大らかな印象を持っているんだけれど、
なかなか古風な人でもある。
中学生の息子には、結婚する女性以外は女ではない、
結婚するまで純潔であること、という教育方針だそうである。
す、すごい!!

・・・その掟を守っていれば、きっと私みたいにはならない。

うちは、オープンに子供だけは作るな、と言っている。
確かに作らなきゃいい、ってわけじゃないんだけど。
私が息子のデートにくっついて行くわけにはいかないわけだし。
かといって、ダメだってものに逆に興味を持つのが人間なのだから、
ルールを守らせるしかないんじゃないかって思う。

息子は、将来できるであろう彼女の為に、
ママが意地悪言わないように、とか
僕が守ってあげられるように、とか
要らない心配を勝手にしている。

意外にも息子は、『普通がいい』と言っている。
普通に結婚して、赤ちゃんが出来て、パパになるという、
そういう家庭を持つ普通が一番だって言う。

私も、それが一番いいと思うな。

相手を大事にする、ということが大前提なんだと思う。
そりゃ、純潔に越したことはないんだろうけれど。
私が子供に求めるものは、少し違うかな。
相手を大事にして、自分を大切にしてほしい。
そして、大好きな人と結婚してほしい。




なので、息子は23歳で結婚して、
24歳でパパになる予定だそうです。