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みなさんもご存知の通り、必要最低限に暮らそうなんて思ったら、
洗濯する際の柔軟剤は省いてしかるべきもの、だとは至極当然の考えである。
多少の汚れを落とした清潔さを求めるために洗濯洗剤は必要ではあっても、
芳しい香りとフワフワ感を求めるだけのクセして洗濯洗剤より割高な柔軟剤は、
私の独断と偏見から言わせてもらうと、お金持ちのマダムが金と時間を持て余して、
ただの洗濯を清潔にする以上のものを追求する、ある種の余裕がある人間が使うもの、
などと斜めに構えていたことを、いやそう眺めていたことを打ち明けようと思う。

そしてまず、柔軟剤を入れているお家で育った子は、金持ちである。
私が、出来ることならもしくは許されるのであれば中流でありたいがため、
上流家庭は柔軟剤を使用しているという線引きを勝手にした。
また柔軟剤を使用していたお家で育った子は、この先読んでもつまらないので、
このまま引き返すか、逆に『中流って憧れ♡』みたいな目線で読んでいただくか、
どちらも私的にはお勧めしない。


さて、中流家庭では不必要に金を落とさず、普通に生活を営む上で必要なもの、
しかもノーブランドで格安なものを購入し、また使用する。
トイレットペーパーで絵柄が入ってるものを購入することは、まず有り得ない。
そんなのは時々行く小洒落た居酒屋で楽しめばいいことなのである。
また、油は「エコナ」とか「キャノーラ油」といったヘルシー志向ではなく、
昔ながらの「日清サラダ油」で結構である。
更に、トリートメントを買うぐらいなら、リンスを長めにつけておけば
思ったよりサラサラになるし、頭にサランラップを巻いて入浴すれば、
エステ気分すら味わえる。一石二鳥のお得感とはまさにこのことである。
そして美容院でカラーを入れるのは、相当なお暇を頂いた上、
思わぬ収入がなければ、自分でバーバーを開店するしかないのが常である。
お暇と思わぬ収入、これが掛け合う奇跡のみがプロによるカラーの
最たる輝きを生み出していることは云うまでもない。

とりあえず中流家庭というのは、賢くなければやっていけない。
強いて云えば「ケチで上等!」、ぐらいの意気込みを持つべきと云えるだろう。
あれも買わん!、これも買わん!、腹が空いたら寝ろ!、
試供品は使い道がなくてもとりあえず貰え!
商品の原価と最低値ぐらい調べとけ!
(だんだん道が逸れてるようだけど。まぁいっか。)
そんなのは、口グセである。日常会話の全体が大体、これで終わる。
これが今の日本を動かしてる大半の人間の生活レベルである。



まぁ、そんなこんなで柔軟剤を使ってみたら
昨日、二回も洗濯をしたんだけれど、
思いがけず(?)風呂の水が余っちゃったから、今日も回したけど。
いや、あんまり気に入ってなんかないよ。
なんか、女の子みたいな匂いするし。
無駄にフワフワしちゃうし。
それに・・・・お部屋の中までいい匂いになっちゃうし・・・
しかも・・・・洗濯機までいい匂いにさせちゃうし・・・
まったくもって、無駄遣いになると思ったら意外と安いし・・・


みんなも使っちゃえば?
あのさ、3coinsで売ってるから。
Downyは人気なんだぜ!




散々あることないこと、はたまたあること云ったが、
私は柔軟剤最高!派閥に鞍替え希望である。




79


いつだったか、電車を降りたいつもの駅が、いつもの町がピンク色に染まった。
空気がピンクになってしまったんじゃないだろうか、というぐらい
なにもかもがピンク色に染まってしまった日があった。

もう一度見たい、もう一度そんな日が来ないかな、
いくら願っても、私の力じゃどうにもならない。
私の力じゃどうにもならない、そんなことが多過ぎる。
私はそれに、憤りにも諦めにもならない何とも言えない気分になる。

あれは、いつ知った言葉だったのか、
瀬島龍三さんが遺した中に覚えているものがある。
『いたずらに清くあろうと狭くならずに、現実はもっと幅広い、
 いいことも悪いこともたくさん内包してるもんだと・・・・・・・・』

いたずらに清くあろうと狭くならずに。


いたずらに。
なんて、良い言葉なんだろう。なんて思ってみる。

あなたには、何か『いたずらに』あろうとしてるものはありませんか。
私はたくさん、ありました。
きっと、今でも力が入り気味なのかもしれない。
なんか肩こりが酷いときあるし。

自由はとってもいいもんだけれど、
好きなことをやるだけの毎日も憧れちゃうけれど。
でも、制限がなかったら本当の自由は分からないかもしれないな。
嫌いなことがなかったら、それが好きかどうかも分からないかも。
いたずらに、その全てに心を偏ることが本質を知るかどうかは、
とても難しいのかもしれないし、分からないのかもしれない。

だから、『いたずらに』はダメなんだな。


私からは生まれない誰かの言葉を聞くとじーんとする。
誰かの言葉が、私はときどき、とっても好きになる。
抱きしめるのと同じぐらい、嬉しくなるから。

誰かにも、同じようにじーんと伝わると願って。

105

やっぱり、9月は寂しい気分になる。
いつものように笑って、振る舞って、日常を歩いていても、
どこか寂しくなる。
どうしようもない気分になる。

あーぁ。私はダメだな。
熱しやすくて冷めやすいし。
なんか意外と優柔不断だし。
頭も体も固いし。
無理とか言えないし。
なのに、面倒くさがりだし。

それで、みーんな嫌いだし、それにみーんな好きだし。
諦め悪いような、さっぱりいいような・・・。


私は、ダメだな。
ちゃんとしよう、やることはやろう、前を見よう、
なんて思っていても、口開けて上ばっかり見てる。
ボケーとしてる。

それに、誰にも見つかってないようなものを見つけて喜んでる。
ここだけの秘密なんだけど。
渋谷の道玄坂の歩道には、
小さなブロックが横に並べてあるんだけれど
なぜか、所々に穴が空いているんだよ。
あれ、何でなんだろうね?

どうでもいいものって夢中になるよね。
でも、誰かに訊くほどじゃないから困るよね。
・・・あーぁ、また一日が終わっちゃった。