昨日は、お着物の着付け教室の日でして。
私を知る周りの友人、及び職場の方々に『性に合わないことやって』などとの暴言を吐かれても、一切気に止む気分は持ち合わせておりません。
なにせ、目指すは真の撫子ジャパン。
奥床しく、先生に丁寧にご挨拶をさせて頂き、心露になって帰宅の途に向かいました。
夜も九時近くになりますと、電車は混み合い、様々な人種が乗り合わせますのが世の常でございましょう。
わたくしも、イチ日本女性として、世間様のマナーに則り乗車致しておりました。
しかしながら次の駅で、明らかに酔っているオジサマが酔拳さながらの調子で乗り合わせてきたのです。
あんなに混んでいた電車内も、波が引いたように綺麗に人も引けるものでございます。
オジサマは両手で吊革に掴まっても上手く立っていられず、独り言じゃない独り言、
『なんか酔っ払っちゃったなぁ~』
と乗客の皆様に、自らの心情を打ち明けるに至りました。
そんなの電車内の皆様がとうに知っている事実を再確認させられた次第です。
オジサマは何度も下車駅を迷っておりましたが、今後はタクシーで御帰宅できる経済力を身につけて頂くことを、切に願っております。

少し前、沖縄へ初上陸した。
私の周りでは、みんな一度は行くほどのポピュラーな場所。
TADに至っては、祖母がいて、音楽も沖縄の三線を取り入れたバンドをやってるぐらい。
年に数回は、行くという強者。
だから、私はほぼ強制的に連れてかれた。
そりゃぁ、海は青くて綺麗なんだろうよ!!と、大して期待しなかった。
ところが。
なんて素敵なところなんだろう!!
雲は近いし、空には澄んだ青が広がって、たくさんの自然色が詰まっているところが良かった。
海だって、空だって、例えば人間が知る中では青という色枠なんだけど。
でも違う。自然の作り出した色は、そんなものじゃない。
人間が作り出す色は、到底敵わないように思えた。

そして此処には沢山の哀しみが眠っているのだと、ひめゆりの塔へ向かった。
私は、余りにも哀しくなって、涙が溢れてしまって。
戦争の残酷さと恐ろしさで震えが止まらなかった。
碧青の海と澄青の空。
大きな花と、それを揺らす心地よい風。
長い歴史を感じさせるものと、心で感じる色を見つけてきた。
素敵な沖縄時間。哀しみが傍にある人々にとって、この緩やかに流れていく時間がとっても愛おしいんだろう。


私と彼には、長い長い道のりがある。
もう出会ってから11年目、友人期間8年、恋人時間はわずか3ヶ月。
だけど当然のように、結婚してしまった。

数年前に、私は彼を酷く傷つけて、受け入れることが出来なかった。
沢山の思い出や彼を知っていただけに、色んなものが憎らしかったから。
今更、初恋の彼を想う昔の私には戻れないし、忘れられると信じて。
私は彼のいない人生や、彼の居ない幸せが何処かにあればいいと思ってた。

少し前に彼と再会した時、その隅々がなんて懐かしいんだろうと胸が痛かったのを覚えている。
その手も、その声も、その笑った顔も、その優しさも。
悔しくなるくらい、私は彼を愛する気持ちが溢れて、苦しくなった。
どうして?
なんで?彼じゃなきゃダメなんだろう?と。
こんなにも傷つけられて、傷つけて。
今まで沢山の人達に出会い、愛されてきて幸せだったはずなのに。

でも、そこに意味なんかない。理由もない。
ただ私の全てが彼に向けられていて、私の全てが彼を愛しているんだと確信している。

たくさん寄り道して、様々な想いを知って、今此処に立っている。
私はやっと、あなたまで辿り着くことができた。