男性作家と女性作家を読んでいると、あることに気づく。
例えば、映画にもなった『冷静と情熱のあいだ』
辻仁成さんと江國香織さんが、書いた本。
主人公の男女二人を、各々の視点から始まるストーリー。
人にこの二冊を勧めるときは、必ず女本から読むべし、と云っていた。
なぜか?
大体そうなんだけど、女性作家は感性の色を鮮やかに書き出す。
風景や空気、仕草とニュアンス。
リズムも、やや緩やかに話は進行していく。
男性作家は、リズムがアップテンポで、あっと言う間にシーンが移り変わる。
ドキドキするような空気感や、展開に驚く衝撃的な言葉。
そうすると、どうしても女本はじれったくなる。

でも昨日、読み終わった本『十八の夏』光原百合さんのは凄かった!!
四話のオムニバスなんだけどね、初めの二話が女本的で、後の二話が男本的。
面白いし、ミステリアスなのに温かいストーリーだった。
その中でも、最後の『イノセントデイズ』は恐くて哀しい。
なのに、負けるな頑張れっと云いたくなる。
そして生きるという意味を持たせるには、誰でもいいから必要とされていることなんだ、と感じた。

う~ん、最近にないユニセックスな本です。
当時のアメリカ大統領が、戦後補償の際に個人へ宛てた手紙を紹介します。
『お金と言葉だけで、失われた年月を取り戻し、痛ましい記憶を
 拭い去ることはできません。・・・わたしたちは、はっきり正義の側に
 立ち、第二次世界大戦中に、日系米国人に深刻な不正義が行われたことを
 認めます。損害賠償と心からの謝罪を申し出る法律の制定で、米国人は
 言葉の真の意味での自由と平等と正義の理想に対する伝統的責任を
 新たにするものです。』

戦後40周年のとき、当時のドイツ大統領ヴァイツゼッカーさんは連邦会議で
『先人は彼らに容易ならざる遺産を残したのであります。
 罪の有無、老若いずれを問わず、われわれ全員が過去からの
 帰結に関わり合っており、過去に対する責任を負わされて
 いるのであります。・・・過去に目を閉ざす者は結局のところ
 現在にも盲目となります。』

改めて、思います。
戦後補償とは、勝った負けたの問題ではないんだと。
実のところは何をしてきたかが重要であって、また
それにどう向き合い、国の在り方を決めていくか、なんだなーと。
子供心に、沢山の戦争についての写真や漫画、絵などが
本当に恐くて、夢でうなされていた。
なぜか、家には戦争のものがいっぱいあったから。
そのことに向き合うのは、やっぱり恐いし、不安になる。
でも私たちのお爺ちゃんやお婆ちゃんは、その時代を生き抜き、
当時の苦しみも伴う悲しみと共に、痛みを抱えているんだね。
でも、それが戦勝国だろうが、敗戦国だろうが、
同じように逃げ切れない痛みを抱えているんだよなぁ・・・
その普遍的事実は、死ぬまで心に存在し続ける。
ねぇ、それって。やった、やられた論争じゃ埋められない痛みだよね?
何が大事かって、『私は、今でも苦しんでいます』と思う事は
相手にだって、同じように苦しんでいるのだと思う事じゃない?
傷つけられた時には、痛い!!って声を大きくして解ってもらおうとするけど、
傷つけた時には、もしかしたら其れにすら気づかないかもしれない。
そうではない、ことから始まるといいなぁーと思う。
心を置き去りにしない、日本であって欲しいから。
だって、日本は唯一世界で『戦争放棄』と定めた国なんだよ?
始まりはどうあれ、それを守り続ける強さがあるじゃない。
どんなに云われても、不安でも、守ってきたんだもん。
それは、傷つけた事と傷つけられた事を忘れていないからだと
私は信じたいし、願っている。

1人の力は弱いかもしれない、変わらないかもしれない。
でも、私は私であり、私でありたいのに
日本人であることに自信が無くなる気持ちは持ちたくない。
自分の尊厳を保つことと、誰かの尊厳を貶めることは違う。
その痛み達は、国境を越えて。
いつまでも忘れ去られないように。
正しさを主張するのに、力じゃないよ。
犠牲者を悼むのに、格好ではないでしょう?
私が日本人であることは、何からも目を背けられない。

誰よりも、平和を願って。
戦争による犠牲者を心から追悼します。

とってもアナログ過ぎて、その分味が存分に出せるポラロイド。

現在でも売っているポラロイドと三年前にバースデープレゼントで

TADから贈られたSX-70のポラロイド。

そりゃ、フィルム代がため息の出るような値段なわけで。

でも電化製品系が苦手な私には、しっくりくるカメラだった。

光の加減や、SX-70なんてミッドセンチュリーの時代にワープした感じに

撮れるところが最高に素敵なんだよねぇ~

そんな彼らを、ジョージとすると・・・・

(ほら、かなり昔に流行ったベーシックなネーミングでしょ??)

新しく来たデジカメは、フランシスって感じ。

(ちょっと、洗練された繊細さが女性っぽいってだけなんだけどね。)

うーん、画像が飛びぬけてキレイだし。

携帯するのに手軽で、失敗もなんのその!!

さすが、フランシス・・・・・あんた、最先端いってるねー

なかなか興味深くて、ホント愛してしまいそうだよ・・・・


でも、ジョージ。

私だって、忘れたわけじゃないのよ!!

お手軽さでは気づかない、古き良い物は不滅でしょ?

ただ実際、貧乏人にはフィルム代がネックだっただけなの。

思う存分、ジョージを愛していたら

私ってば、いつの間にか家計が火の車・・・・泣きそう。

そんなわけで、金持ちになったら

ジョージを外に連れ出してくれる執事を雇って

あなたが壊れそうになるくらい使ってあげるから!!

それまで、我が家のインテリアとして活躍してね。