大野さんが休止に入って1カ月経った。

 

私は今、見るテレビがなくて、録画していた

テレビドラマの「JIN-仁ー」にハマっている。

 

物語の内容にもハマるけど

役者の方々皆さんの

勢いのある演技全てに感動している。

 

「この作品を良いものにしよう」という

気概のようなものが感じられる。

 

きっとテレビドラマじゃなく

生の舞台を見たら

役者の方の気持ちを直に感じることが

できるんだろうな。

 

誰か一人だけじゃなく

みんなでいい芝居をして

みんながそれぞれの役割の中で

自分の役の中で

登場人物になり切って、一生懸命

物語を織り成している。

 

きっと、それは役者の方々だけでなく

画面には映らない

スタッフの皆さんにも共通しているのだろう。

 

仕事の中で

自分だけじゃなく、周りのみんなで

一つの作品を作るかのように

何かを成し遂げることができたら

自分一人で達成した時よりも

達成感や喜びは倍増する。

 

一般人の仕事でもそう思えるのだから

きっと流行を作る方々、

現代でもまだ一般的には

テレビが優勢だと私は思う世代なんだけど

 

テレビに出て一つの作品を作る中の

一人になれるって

すごく限られた存在なんだなあと思った。

 

芸能人になりたいとか

役者になりたいとか

歌手になりたいとか

思って努力している人は多いと思うけど

 

どんだけ努力しても

例えば役者、

例えば歌手になって

演技や歌で人々を魅了できるのは

わずかな存在でしかない。

 

努力だけじゃなく運もあると思うけど

 

役者になって

一つのドラマに出ることになって

世の中の人々を感動させるような役をもらって

他の役者の方やスタッフの方々と

一体感を感じて仕事ができるって

ほんとうに稀有なこと。

そういう立ち位置に立てる人は

そう多くない。

 

大野さんはそういう立ち位置に立ってた。

そして、

やすやすとではないけど、

命がけで、その立ち位置を退いたんだ。

 

一時的であってほしいと願うばかりだ。