忘却 | ろくじょうのおとしあな

忘却

失われた記憶はどこにいくのか。






へんな夢を見た

高校生で、そのとき付き合ってたひとと、そのときだいすきだったひとと、二重結婚してる夢だった

すきだったひとは顔だけがはっきりとしてあとはなんだかぼんやりとしている

でもなんだかいっぱい喋って嬉しくて、彼は隣のクラスだから、また後で会いに来てもいい?って聞いて自分のクラスに戻ると元カレもいて、うーん。このひともたいせつなのだけど。とか思う

結婚生活は全部学校の教室で営まれている

元カレにいたっては顔すらはっきりと出てこない。喋ってすらいない。存在のみ。





ぜんぶ忘れていたことだった

すきだったひとの色々。教室の色々。先生の色々。温度の湿度の色々。

忘れていたすべて。すべては、

そうね、私の中にあるのね。