衝動的である、ただただ眠りたい。戸田さんはすごい。
傷口を触れるとなんだかそこは気持ちが良い
そうやってどんどんどんどん傷は広がってゆく私の身体の一部になってゆく
甘んじて受け入れる
私はそんなことを許した覚えはない。ないのに。ないというのに。
嘘ばかりついている
仕様も無いうそ。
今日は何時に起きたとか昨日会ったひととか架空の友達の話とか
それは夢の話だったのかもしれない
何も覚えていないので、頭は動いているのかもしれないけれど、私には今視界が無い
紐解く
糸を引っ張る
本読みの少女は新聞屋に恋をしない
明け方なんてまったくすきではない
月が光に食べられてゆく
この心地良い部屋の灯りも、無意味なものになってしまう
安らか、という言葉をそのまま具現化したような、このあたたかい灯り。も。
彼女のうつくしい指はでももう二度と鍵盤を触ることはなかった
それはいわゆる呪いなのかもしれない
うしないたくないのだ
21年間の大きな部分を構成しているものを
たいせつにたいせつにしていたいのだ
塵も埃もかぶらないように。ましてや傷などつかないように。
この子に打たれ強さなどはなくとも良いのだ
それならばもう、二度と他人の目のつかないところに仕舞っておくほかない。そうじゃないか。
ああ。もどかしい。ああ。ああ。
夜がどんどん私を侵食して
私は何かに憑かれたように言葉を吐くことで消化しようとするけれど、
言葉は形骸化するばかりだ
もう力など持たない
私はもう、残されたものに信用などできない
これもうそ
うしないたくない
だけ
なんにもうしないたくない
何を以って評価するというのか
どれも本当でどれもうそ
虫のいい話
うまくまとまった話
だいきらい
私はただ私である。
だからなんだ社会の歯車にもなれないできそこないが
アイデンティティとか、馬鹿馬鹿しい言葉だよね
問題はそういうことではない。
嘘か本当かはどうでもいいので
そして現実ということも、本当はよくわかっていないし
馬鹿だ駄作だ才能がない諦めろ
と言われたところで、ああわたしもう眠たい。なんだか派手な女の子がまぶたの裏をぐるぐるしている。あなたはだあれ?その真っ赤なサングラスはなあに?瞳がまっすぐすぎるのよ。私はそれを見て、ただただ辛い。もどかしい。悔しい。私はきっとまた泣いている。身体が音をたてる。早朝。