母、点滴の投与を止めて2週間が過ぎた。
食事を摂ることもなく、
水分を摂ることもない。
それでも、母はそこにいる。
頑なに、何かを拒否するように、
目を瞑り、口を結ぶ・・・。
そんなんだから、
母の意思は周りに伝わることもなく・・・
「あなたが、周りに伝えようとしなかったから・・・」と考えたり
いや、
伝えようとしたけど、伝わらずに・・・諦めたのかもしれない。と考えたり。
うすく目をあけ、天井を見つめる母をみて、
もし、感染症が、なければ、こんな状態で母はいなかったかもしれない・・・と思ってしまう。
ふと、職員さんに愚痴を漏らしてしまう。
「あーしてあげればよかった。こーしてあげればよかった。って、誰もが思うこと。
どんな状況であれ、これが、お母さんの運命なんだから、と考えて、気を病まないでください」と
言われる。
わかっていてもね・・・なかなか難しい。