こんにちは。マリコですネザーランド・ドワーフ


当初の想定よりも長くなってしまいましたが、
今回でおしまいです口笛
長らくお付き合いいただき
ありがとうございましたニコニコ

最後のEps.13です!


前回からの続き
チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤チューリップ赤
東京:私の住んでる部屋に戻ってきた

スーツ疲れたね。

ウエディングドレスうん、、、。
ねぇ、院長の話どう思った。

スーツうん。
綾香の事は本当にショックだった。

ウエディングドレスうん、、。

スーツ綾香に対しては思うところもあったけど
本気で嫌いだった訳じゃないから
「ざまーみろ!」とは思えないし。

ウエディングドレスそうだね。
思うところはあるだろうけど、
ディーンはそんな風に思う人じゃないしね。
私も同じ気持ちだよ。
綾香がこんな事になるなんて。

スーツ院長からの提案なんだけど、、。

ウエディングドレスうん。

スーツ俺は、このイかれた家にマリコを
巻き込みたくはない!
将来院長を継ぐと言っても俺の発言は
あの家では無いも同然だし、
きっとマリコを守ることもできない。
それなら初めから巻き込みたくない。

ウエディングドレスディーンに守ってもらわなくても平気。
自分で何とかできる。
現に白鳥家の人間は、私の家との
コネクションが欲しいはずだから
きっと私には何も言ってこないと思う。
そういう意味では白鳥家での発言権は、
ディーンよりも私の方があると思う。
だから、私が内縁に入ることで
逆にディーンを守ることができると思う!
そしたらもう辛い思いさせないよ。
私がディーンを守る。

スーツありがとうマリコ。
そんな風に言ってくれて本当に嬉しい。
ありがとう。
確かに、そうかもしれないね。
うちの家の人間たちは
マリコの家系を知ったら喉から手が出るほど
そのコネクションを欲しがると思う。
だから院長もこんな提案をしたんだと思う。

ウエディングドレスうん。

スーツでもマリコは
こんな家の、こんな事に、
こんな汚い権力争いに
 巻き込まれたらダメだよ。
マリコは社会に出てもっと広い世界を見て、
知って、それを周りの人や、地域、企業
困っている人達に還元する。
そんな仕事ができる人だよ。

ウエディングドレスでも、、、。

スーツマリコ、、。
マリコは自分の人生を生きるべきだ。
マリコは誰かの歩幅に合わせて
歩るく人生なんて似合わない。
マリコの歩幅で歩いて欲しい。

ウエディングドレスえーんえーんえーん
ディーンと一緒に過ごす人生だって
何にも変えることができないくらい幸せだよ。

スーツマリコ、俺。
こんな生まれだけど、
マリコに出逢えた事が人生最大の
幸運だと思ってるんだ。
この先、どんなに辛い事が待っていても
マリコと過ごしたこの時間があるから
きっとどんなことでも耐えられる。
マリコの幸せを世界中の誰よりも願ってる。

ウエディングドレスそんな、
お終いみたいなセリフ言わないでえーん
一緒にプラハに行こうって
プラハで私のヴァイオリン聞きたいって
言ったじゃんえーん

スーツ行こう!
○年後の8月に。一緒に。
※この「○年後」のは2人ではじめて見た映画の
ストーリーになぞった時間軸。

ウエディングドレス絶対ねえーん
約束ね。

スーツうん。絶対。

・・・・・・・・

こうして私たちは、
大学4年の7月末に付き合いはじめ
大学4年の9月中旬に別れた。
交際期間はわずか1ヶ月半ほど。

わずか1ヶ月半だったとしても
私の人生の中で最もキラキラした
全力で生きた1ヶ月半だった。




大学卒業して社会人になって
今の旦那と再開して、結婚して
旦那がポリアモリーで彼女が4人いる事を知り
私もツカサと婚外恋愛をはじめた。

旦那の彼女との同居生活がスタートし
それに耐えきれなくなって2人を家から追い出し
別居婚をはじめてからもう間もなく1年。

本当に色んなことがあったけど
私はディーンのことを
忘れた日は1日もない。



ディーンと約束した
○年後にプラハで。

その○年後とは、
今年、2025年8月のこと。




The End....