アレッ、お医者さんの待合室ガラガラ | 明日通信

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あすへ...

 毎月28日サイクルで近くのかかりつけ医院へ。降圧剤の処方や術後の検査など行うためだ。訪ねるのは日にちよりも曜日を選ぶ。僕が特別の用の重なりがなければ週半ばの水曜日だが、今週は台風10号が西日本に接近中で半ばは危ないかも、早目にということで今日、昼前、行ってきた。

 

 その、しょーもない話で恐縮ですが、僕が選ぶのは日にちより曜日、それも週半ばというのは比較的、来院の患者さんが少ないということ。それに比べ週初めの月曜日は休み明けを待ってましたとばかり来院するため混雑し、待ち時間が長くて帰宅するのが昼も大きく回るからだ。

 

 月曜日は久しぶりだが、今回ばかりは仕方ない、待ち時間が長くても辛抱しようと覚悟して出向いた。

 ところがいつも溢れ停めるのに苦労する専用駐車場が空いている。歩いて数分、院内に入ると「どういうこと?」待合室の長椅子に空席が目立つ。

 

 馴染みの受付さん、「今日はどうされますか」、年数回の色々の検査も、結果による診察もすべて先月でおわり、今日は簡単な処方で終るかどうか聞いてくれたわけだ。

 「すみません、できれば……」どれだけ早く、血圧など最低限の検査で開放してもらえるか確認したかった。

 

 受付を済ませ控えの待合室の椅子へ。スマホを開けてニュースをみる。読み始めた途端声がかかった。血圧測定など数分で終了。再び控室へ。およそ15分、清算窓口から呼ぶ声が。医院のドアをくぐり外に出るまで30分足らず。何か儲けものをしたような……。

 

 でも、患者の集中する月曜日なのに「何でこんなに少ないの?」、いつもお年寄りでいっぱいの医院なのにお年寄りの人が少なかった。何で?

 

 そういえば、待合室の長椅子で同席した高齢女性が「歳をとりますと一人で医者にも通えなくなり娘や息子の車で連れてきてもらいます。仕事で忙しいから医者で診ていただくのも息子、娘の都合のいい日になります。歳をとるとダメですねえ」と寂しげに話しておられた。

 

 ということは月末に近い月曜日は高齢者の患者さんは来たくても来れない日ということか、そうとなれば空席の目立つ待合室をただただ喜んでおられないよね、何せ僕もいつそうした「同伴が必要な高齢者」になるか、日はそう遠くないのだからね。