昨夜のカープ、攻撃面で「？」もあったが、アドゥワがよく打たれ、我慢の限界を指摘した３点どころではなかった。
打たれたポイントがインとロー。インコーナーの際どい球がボール判定になり、少し中目へ。打者を追い込んでインもしくはフォークで落ちるローで空振りを狙ったが、ことごとく読んでいたようでインコーナーの球を梶原、佐野、京田は待ってましたというようにスムーズな身体の回転を利かせて打ち返していた。
また渡会、牧、山本（ヒットにならなかったが）は追い込まれても余裕でローボールをバットに載せてヒット（牧はホームラン）していた。
アドゥワは主審のストライクゾーンが合わなかったのかキレが足らず、どの球も中目、中目に入り狙い打ちされた感じだった。もっと大胆な打者に近い球で態勢を崩し勝負しないと次の一勝は遠いものになる。
カープの打撃は、４回表の攻めでこのゲームの勝負が決まったといえる。
その４回、３番上本ヒット、４番小園ヒット（内野安打）で無死１、２塁。５番石原、前々日のスワローズ戦で延長10回、サヨナラホームランで勝負を決めた。巧みで長打も打てる打者は認めるけれど、打率からそうそうタイムリーを打てる巧者ではない。4点差はあるが、ここはまず1点を獲ってゲームを動かす必要がある。動かせばまだ4回だから勝負はどうなるかわからない。そのために石原にランナーを送らせて、ワンアウト２、３塁にして6番菊池で1点でも入れさせれば1対４、ヒットが出れば2対4、勝負の行方は分からなくなっていたはず。
一挙に、は格好いいが、相手にとって「じりじり追いかけ、迫って来るカープ」が何より不気味で怖いはず。
その絶好のチャンスを石原、菊池で一瞬に、新井戦略とはいえもったいなかったね。
今日はカープ玉村。遠慮は禁物。思い切った投球で腰を引かせることやね。投球を読み切っているベイスターズと見て相対した方がいいと思うね。