森下スゴイ、でも会澤であればこそ | 明日通信

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雨は最後まで止まなかった(ケーブルテレビより)

 

 森下、強力なスワローズ打線に二安打、91球で完封、素晴らしい、スゴイ。

 前回登板の西武戦で森下らしからぬ1イニング5失点。その屈辱を次の登板で晴らしたわけだからスゴイとしか言いようがないね。これ、アメリカ大リーグの投手の「100球以内での完封」にちなんで“マダックス”と言うんだってね、初めて知りました。

 

 それだけスゴイ記録を森下がやってのけたんだから称えてあげたいね。ただ、僕は森下がこれほどの投球ができたのは会澤の好リードがあればこそ、少なくとも会澤なくしてできなかったんではと思う。

 

 僕は、昨年までの会澤とずいぶん変わったと見ている。ピッチングの基本的な組み立てがインコースで、森下のような右投げ、床田のような左投げ、それに打者の実績やクセを見抜いて、右に左に、上に下に、緩急、変化球、巧みに織り交ぜて投げさせているなと。昨夜のサンタナ、村上、山田、オスナの強打者に、芯で捉えるバッティングをさせなかった。2回のサンタナの三遊間を抜くヒットだけと言っていいかもね。

 

 会澤の投球の組み立てに森下が正確に応えた、その結果の91球ゼロ封完投だったんではないかね。

 

 それにしても森下は打つのがうまいね。三安打は「たまたま内野守備の間を抜けただけ」といっていたけど、その前に投げてくる球をバットの芯で捉えなければ内野守備の間は抜けない。バットで球を捉える能力に長けているからこそのヒットだろう。二打席目からは、高橋の投げる球は投手向けの手加減したものではなかった。内角で身体を避けるほど厳しい球だったが、それを捉えたんだからね。

 

 二俣は参考にした方がいいかも。逆らわず右に打つバッティングね。

 ただ、昨夜の3対0の勝利。長岡落球がなかったら勝負はもつれていたかも。なにせ、得点チャンスを二度、三度つくりながらあと一本が出ない。というより、昨夜は、雨で下が湿っていたといえ、堂林は二度、本塁へ突っ込む好機を逃した。

 

 もう少し勇気を出してよかったんではなかったかね。そうしなければ1点、2点ゲームに勝てなくなってしまう。

 今夜は九里と小川、試されるゲームになりそうだね。