敦賀は大人も子どもも楽しめる街 | 明日通信

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 北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸し今日開通しました。

 21年秋、敦賀を訪ねた時、外観はほぼ出来上がっていましたが、まだ鉄路部分には高いクレーンが幾本も立ち並び、熱気を感じました。

 

 しかしまちに出ると訪れる人も少なく、「このまちには見る所があまりないですからね」と言う人がおられた。しかし、そんなことはない。掘り起こせば観光客を惹きつけるものがたくさん、それが新幹線の延伸、開通によって一つ一つ陽の目を見ることを期待したいですね。旅記事を書く僕は、敦賀は好きなまちの一つです。

 

 敦賀は雪に猛暑にと、四季を通じて10回以上訪ねているまちで、最初は駆け出しの頃の仕事で。二回目は家族5人でキャンプ、それが40数年まえ。あとは主に仕事で。直近は、2021年11月、カニシーズンインの芦原・三国で一泊、翌日、福井に引き返しレンタカーで敦賀へ。途中、山あいに入ってそば道場でそば打ち体験(する予定だったが、コロナ禍で道場がお休み)。その日、敦賀港を皮切りに気比の松原、魚市場(日本海さかな街)を巡ってホテルで一泊、翌日駅前から気比神社まで続く商店街に並ぶ松本零士さんの「銀河鉄道999」と「宇宙戦艦ヤマト」の主人公や登場人物のブロンズ像を見物しながら気比神社へ。そこからグルメ巡りをしながら最後に新そばを食し、充実した二泊三日の旅を敦賀で終えました。

 

 敦賀駅前商店街を100m余直進、交差点を右に曲がると本町商店街が気比神社まで併せ1㎞続く。その通りに松本零士さんの「銀河鉄道999」の星野哲郎やメーテルのブロンズ像、続いて旅立ちなどのシーンがブロンズの人や乗物など18体で再現され、思い出のドラマを見せてくれる。

 

 また対面する向こう側の通りは「宇宙戦艦ヤマト」のスターシャやサーシャの像がドラマを演じて楽しませてくれる。子ども達必見のブロンズ像だが、大人だって退屈しません。

 

 この街が大人たちに懐かしい思い出を語りかけてくれるのが敦賀港です。敦賀の港はかつて「欧亜国際連絡列車」の、日本の発着港だったのです。例えば、東京でオランダロッテルダムまでの切符を買うと一枚で行けたのです。汽車は敦賀まで来て船でナホトカ、シベリア鉄道でロシア領を抜けヨーロッパへ。敦賀にはその名残りがあります。

 

 その後、日本海の魚の買い物もいいですね。「日本海さかな街」という一大魚市場があります。とれとれから干物、加工物いくらでも、僕は買い過ぎて宅配便を利用しました。

 

 まだまだ、色々、四季を通じて楽しめます。家族でレジャー、観光を楽しめるまち、おすすめしたい街です。僕には縁もゆかりもないまちですが、好きなまち、おすすめのまちです。