ようやく堂林に、一本出た! | 明日通信

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 堂林選手に、昨夜のファイターズ戦でようやくホームランが出た。

 今のカープの弱点はホームランを20本以上打てる選手がいない。打って、走って、投げて、活きのいい野球はそれなりに強いし面白い。それが昨年の新井監督を迎えた全員野球で毎試合毎試合楽しかった。

 

 その結果、久しぶりの2位、Aクラスに返り咲いた。しかし、勝負の世界でそれなりに強くてもトップ、つまり優勝は難しい。いくら投手力に優れていても得点能力が高くなければチームとして頂点に立てない。

 

 カープの先の三連覇には鈴木、丸、新井、エルドレッドやバチスタがいた。その前は山本浩二、衣笠がいた。

 ここ数年、最高で昨年のデビッドソンの19本、今、在籍者で最高は坂倉の17本、15本以上は菊池くらいだろう。外国人選手を招いてもことごとく期待外れ。今年も今のところシャイナーはヒットさえ難しい(ただいまヒット2本のみ)。一方のレイノルズにやっと昨夜、一本出たが日本の投手に馴れるまでもう少し時間がかかりそう。20本以上はまだ夢にしか過ぎない(シャイナーよりレイノルズの方が器用で馴れるのが早いかも)。

 

 そうした中で当たれば大きいのを無理なく打てそうな選手は堂林だろう。14本の実績があり昨年あたりから一皮むけた印象だ。それに今年は選手会長、責任感が気持ちも野球の質も変ると期待したい。変れば20本に届くはず。その堂林選手がオープン戦で相変わらず先発、代打の繰り返しでヒットも出なかったが2本目のヒットが昨夜のホームランだった。これをきっかけに……と期待したいね。

 

 他に大砲候補としてケガで出遅れている末包がいる。間違いなく当たれば堂林以上だろうが、まだ将来の候補かも。中村健人もその一人といわれているがバッティングはうまくない。それなら田村だろう。しかしこれも今シーズンではない。

 

 実績ある坂倉、しかしフェンスを20本以上超える能力はどうかな。それなら小園かも。体重も90kgと大きくなり力もつけて来た。ヒットも三割に届くだろう。そのヒットの中でホームランも多く出ると思う。

 

 しかしいずれにしても堂林がその中心としてカープの中のホームラン争いに火をつけなければならない。昨夜の一本がそのきっかけになってくれるのを期待しよう。