Bクラス予想だけど、カープは今年も…。 | 明日通信

明日通信

あすへ...

プロ野球の各チームはもうすぐ春季キャンプインする。今は自主トレ。すでにマスコミは看板選手や活躍が期待されるとか注目新人選手などを追いかけ、新聞やテレビで紹介されている。

これが2月に入るとチームとして公式のトレーニングになり、マスコミの報道も熱を帯びてくる。選手個々あるいはチームの出来具合、調子などを見て分析し、今シーズンの成績予想が早々、スポーツ記者、専門家、評論家から語られ始めることになる。

先日、テレビを見ていて我がカープの予想も語られていた。厳しくて、連覇はなくAクラスに留まるのも難しいんだとか。

厳しいのはよく分かる。他チームはカープを狙い定め、投手も主力をたてて挑んでくるのだからカープの戦いは苦戦を強いられるのは必至。

昨年の前評判はこぞってBクラス。最下位予想の方が多かった。「軽く見てたら調子づかせ、独走を許してしまった。だから今年はそうはさせない」だろう。

10勝の勝ち数計算だけでなく、投手や全選手の精神的支柱になっていた黒田投手がいなくなった。それだけでも穴は大きいのに、他の5チーム、交流戦を入れるとプラス パの6チームからつぶしにかかって来られる。いわれなくても勝つのは難しく、ホント、下手をするとBクラス転落も考えられなくはない。

でもね、これは控え目に予想したもので、ホントは若いチームの延びる力がさらにアップすると考えてる。昨年、投手は前田の抜けた穴を予想子は埋められないと見て、最下位予想をしたようだったが、15勝の穴を野村が埋め、福井も復活、それに前半戸田、途中から新人の岡田、久里、塹江、薮田の若手が片鱗を見せながら苦しい場面をつないでくれた。この若手メンバーの上積みが今季、黒田の成績を埋めてくれるはず。それにジョンソン、ヘーゲンズの先発、一岡、今村、ジャクソンにつないで中崎の方程式は変わらず安定が見込める。気になるのは大瀬良。実力はあるが少し気弱。いい時は手が付けられないくらいのピッチングをするのに、大事な場面で一本打たれるとガタガタ崩れる。この修羅場をくぐれる強さを鍛えたら先発で二けたは期待できる。今季はまだ様子見。本領発揮してくれたら投手陣はセ・リーグ一番を誇っていいと思う。

問題は球を受ける捕手。賞をもらった石原は文句なしだが、38歳。昨年以上に会沢に任せるゲームが多くなる。会沢はバッティングはOKだが、インサイドワークが問題。投げさせる球・球種が単調。いかに石原に学ぶか。3番手の磯村、それに期待するのは船越。二人の出番が増えれば投手の能力をもっと引き出し、勝ち数も増えることになる。

内・外野手は他球団のような補強がなく、中で若手の伸びを期待しなければならない。守りは問題なしだが、問題は「打」。長打期待はエルドレッド、鈴木、最低20本ノルマで期待できるのは丸くらい。新井は年齢的に難しいし、松山はムリ。期待は控えの堂林、岩本だがどうだろうね。それより、他球団のように安定した大砲不在だが、田中、菊池、プラスが期待できるシュアなバッティングの安部、西川を含め10数本クラスの、どこからでも打てる選手が揃えば、25年ぶりに優勝した昨年以上の強さを見せられるのではと思っている。

ジャイアンツは大型補強。DeNAとヤクルトは投打にいい選手がいる。阪神も糸井の加入、高山のさらなる活躍を考えたらカープは厳しいけれど、それでも優勝の一番手になるのは間違いないと確信している。