6ヶ月たった頃 あの人からの連絡で久しぶりに会う
彼女とはもう終わったからと
彼女とどう過ごして
なぜ終わらせたかを話し出すあの人
聞きたい話ではなかった
それを言えずに黙って聞く自分
なぜ浮気相手との日々を話すことが出来るのか
理解不可能なまま 受け入れている自分
気づきながら 戻ってきたことで自分を納得させていた
けれどここで許したのがいけなかった
戻ってきたあの人は 以前のあの人ではなかった
可哀想 健気 この女には俺が必要だと思い
付き合い始めたはずの彼女が
実際は他の男と出かける
無神経な言葉を口にする
深夜に自宅へ電話してくる
心遣いを利用されたことに疲れ果てて帰ってきたのだ
そのとばっちりが私に向けられた
俺の思うようにして何が悪い
そんな態度を露骨に見せるようになった
自分のしたいことが優先
私の誘いは忙しいからと断っても 他の人とは飲みには行く
行きたいところに誘うと お前が運転していくなら行ってもいいと言う
優しい心遣い、思いやりへの感謝
そんな気持ちなどかけらも持たない人になっていたのだ
けれど もう二度とこの人を失いたくない
あの苦しい 切ない日々を過ごすのはまっぴら
もう他の女の所へ行かせたくない
言いなりになっていく どんどん言いなりになって
自分らしさが消えはじめていた
自信をなくし 様子を伺い ビクビクしながら話す
嫌われまいとすることが反対にあの人をいら付かせ
横柄な態度に拍車をかけていった