二人の時間は

いつも
微妙にずれていて


そう
本当に
たまたま

重なっただけ


一瞬
重なっただけ


あの日の唇と

同じ


少しずつ
いらないものが


蒸発して

僕にとって

都合のいい君だけが


心に残る


毎日
夢に出てきては


僕を責めて


飛び起きて
汗をかき

僕は
まだこんなに
君に会いたいんだと


泣きながら
思うんだ


都合のいい君を
動かない刻の部屋に
押し込めて


勝手な愛情と欲望を
ぶつける

最低な日々


勝手に正確に
刻み続ける


この刻を
巻き戻せたなら



僕はきっと


君を欲望のまま


引きずり回し


壊れた君を
より愛してた


壊れている事に

気付かず


君を愛してた


進み続ける刻を

無視して


君を愛してた

君を壊してた