残念ですが、昨年は船橋市の方から、今年は豊橋市、上尾市にお住まいの方から、9mm隙間の格子巣門でヒメスズメバチが侵入したと連絡が入りました。豊橋市の方は7mm隙間でも侵入されたそうです。

 

 巣の真下に巣を噛み砕いた欠片が落ちていたら襲われた証拠です

 

山形の私の工房と自宅、三軒の農家さん、岩手の研究所さんの合計30群以上の巣箱は今年もまだ侵入されていません。この格子巣門を使ってから3年目ですが、こちらではまだ一群も被害はありません。
 

もしかしたら、市街地のヒメスズメバチは獲物のアシナガバチの絶対数が少ないために執拗に襲ってくるのかもしれません。あるいは、餌不足で体格が小さいのかもしれません。


でも、やられてしまうのは問題です。



そこで、キット材料に、工作用の9mm、7mm、6mmの角材を同梱することにしました。
下記の写真のような隙間の格子をオススメします。

 



格子の左側2列は9mmの隙間。真ん中をはさんで二つは7mm。そして右側は6mmの隙間。(左右どちらでも可)

 

ヒメスズメバチに襲われ始めたら9mm隙間にガムテープもしくはボール紙などを貼り、それでも侵入されたら7mmも塞いでしまいます。

あるいは、襲われるまで9mm隙間の巣門をとりつけ、襲われたら7mmと6mm隙間で作った巣門に交換するのがいいです。

 

狭すぎると肉団子をくわえるアシナガバチたちの出入りも大変です。6mmでも侵入されたら「アッパレ」と思うしかないですね。