おかげさまで、アシナガバチの移住依頼がいくつも届き、移設巣箱を慌ててリニューアルしています。でも、山形はまだ巣が小さくて移住させづらいので、刺さないことを伝えて待っていただいています。

 

さて、巣箱に残された巣をはずす度に、様々な昨年のトピックスが浮かび上がってきました。


たとえば、働きバチが羽化する前に母蜂が死に働蜂産卵して家族を作った群れ、マダラトガリホソガに寄生された群れナメクジに襲われていた群れピンク色が散りばめられた巣を作った群れ 等々…

 

その中で、とても興味深い巣を見つけました。とても体が小さいコアシナガバチの巣です。

 

この躍動感のある反り返しが、美しいガウディ建築を彷彿させるような芸術性を感じさせます。この蜂は隣町の蜂恐怖症の方の生垣からはしもと農園に移住させました。

 

 

眺めている私に気づくと、威嚇せずに、ささっと体を隠して顔だけのぞかせました。その仕草がてとてもかわいらしいのです。なにより鼻が丸くて黄色くて犬みたいだなと思いました。一目惚れしてしまいました(笑)

 

  

  

そして、巣も特徴的です。大きい穴と小さい穴とあるのです。これはちょっと疑問でした。もしかして体格の違う蜂が生まれるため? まさか、こんなに早く雄蜂の巣穴を作ってる?

  


  

巣の軸が短かったので、枝ごと割り箸にはさんで移設し、はしもと農園で活躍してもらいました。

      

働きバチが減った夏の終わりに、露出した巣を見て驚きました。見事に反り返っていました。そして、巣穴はどれも同じ大きさです。

  

その時やっと、あの時の巣穴の大きさの違いがこの反り返しの理由だということが分かりました。

 

巣をはずしてみると一目瞭然。巣穴はラッパ状に作られていたのです。ですから、作り始めは小さくて、深くなるほど大きくなり、巣は自然に反り返る、ということだったのです。
謎が解けてモヤモヤがなくなりました(笑)

今年も出会いたいものです。

  

  

  

  

  

 

 


 

→ アシナガバチの移住のさせ方