先日、農研機構 東北農業研究センター害虫担当の研究者の方々が視察に見えられました。
視察に見えられた理由は、30年後までに日本の有機農業を25%まで引き上げる国の指針が決められたそうで、生物農薬としてのアシナガバチも大きな研究対象となるとのこと。30年先は遠いですが、そういう動きが日本でもあることは喜ばしいことです。
そのうちのお一人吉村さんは、私の尊敬している松浦誠教授の三重大学生物資源学部でアシナガバチを研究して博士号をとられた方でした。私は嬉しくて、いろんなことを質問しました。
そして、いよいよ最大の案件だったアシナガバチはいったいどれだけのイモムシを狩っているのかを尋ねてみました。
すると、驚愕な答えをいただきました。
過去に日本で調べた結果が残っているそうで、フタモンアシナガバチ1群がキャベツ畑で1シーズンでおよそ2000匹のアオムシを狩った記録があるそうです!
たしかに、7月末頃にもなると働き蜂の数もぐっと増えて、5分おきのペースで肉団子を運んでくるようでした。
しかし、まさか2000匹とは驚きました。
おかげで、私は益々元気が出てきました(笑)
教えてくださりありがとうございました。
キャベツ畑でアオムシ探すフタモンアシナガバチ8月2日
はしもと農園に移住させたフタモンの巨大巣(2019)
1000個の巣穴がありました!
フタモンアシナガバチ巨大巣の巣穴は何個ある? ↓