このたびの豪雨で被害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。

 

 

「割り箸も薬品のついていない、 日本製を使って欲しいです」
アシナガバチを移住させる方法をUPしているYoutube動画に、やいさんという方からメッセージをいただきました。これは、気づきませんでした。まさか割り箸にも薬剤が使われていたとは…

 




元々、アシナガバチの巣を巣箱に移設する時に、瞬間接着剤を使わず割り箸を使うアイデアがひらめいたのは、私自身が化学物質アレルギーだったからです。私は30年以上のアレルギー性鼻炎や17年歴のバセドウ病を、汚染小麦や農薬野菜、食品添加物、塩素水道水などをやめて治しました


ですから、小さな体のアシナガバチにも化学物質は使いたくなかったのです。

まして、アシナガバチは巣の根元の軸を、なにかニカワ状のものを出してぺろぺろ舐めながら補強します。ダイレクトに毒を摂取してしまうのではと思ったのです。

 

軸を舐めて補強するキアシナガバチ

 

割り箸に何本も軸を作り補強された巣
 

我ながらいいアイデアだと自負していましたが、まさか割り箸にまで化学物質が使われていたとは驚きました。

 

さっそく、割り箸の汚染について調べて見ました。すると、たしかにいくつものサイトに紹介されていました。

例えば→ 割り箸の歴史とその現状


Wikipediaにも「中国から輸入された割り箸に二酸化硫黄などの漂白剤・防カビ剤・防腐剤が多く残留しているものがあり、人体への影響も懸念されるため、 厚生労働省が策定した「 割箸に係る監視指導について(平成19年11月)」には、基づいた検査を行い、残留していないことが証明されたもののみ使用するようになっている」とあります。

 


中国産割り箸には防カビ剤が使われている/猫の地域経済研究所より抜粋

とはいえ、二酸化硫黄や亜硫酸ナトリウムは、人体に影響のない4mgまでは指導対症外となるようです。たとえ私たちの人体に影響はなくとも、小さなアシナガバチには確かに影響がありそうです。

 



近頃使っている割り箸の表示を見ましたが、どこにも生産国名すら書かれてありませんでした。


アシナガバチの巣の移設に使う割り箸は、少々高いですが、薬剤を使っていない国産のものにしましょう!

教えてくださった”やいさん”には、心から感謝いたします。ありがとうございました。

 

 

国産 日本製 わりばしで検索してみました

 

 

《その後》

ためしに吉野産ひのきの間伐材製 元禄箸21cm 100膳入 業務用 1100円(一膳11円!) 岩井産業製を購入し、まずは自分の弁当で使ってみました。すると、堅く、面取りがしっかりしてささくれていないので、手にも唇にも優しく、これまで使っていた割り箸とは明らかに別物に感じました。なにしろ捨てるのがもったいなくて洗って3回は使っています(笑)

もちろんアシナガバチにも安心して使えています。

 

 

 

 

    晴れ黄色い花てんとうむしヒマワリコスモスハチ黄色い花ヒマワリ虹チューリップ赤チューリップ黄チューリップ紫とかげカエルあじさいかたつむりあじさい雨

 

《ご注意!!》
1.リスクを伴う場合があります
アシナガバチは温厚とはいえ、巣に近づいたり、触ったりすれば刺されます。スズメバチ同様アナフィラキシーを起こして亡くなった方もいます。アシナガバチの行動半径は以外と狭く50〜100m程度といわれていますが、住宅地と隣接する農地では、翌年に繁殖した新女王蜂が住宅に巣作りする可能性もあります。様々なトラブルやリスクを伴なう可能性があることもご理解の上、自己責任で行ってください。

 

2.遠いエリアからの移設はやめましょう
同じ種類のアシナガバチでも場所により亜種があったりします。種の保存上の問題がないとも限りませんので、県外とか遠く離れた、地形的に明らかに違う別のエリアからは移住させないようにしましょう。

 

詳しくはこちらを
アシナガバチを移住させる方法