昨晩、夢の中で嬉しいひらめきがありました。

 

実は、解決できない懸念事項があったのです。それは、働き蜂が多数生まれている群れの捕獲時に、巣を支える「軸」が取れやすいことです。

 

女王蜂と数匹の群れなら、前述の方法で蜂だけをまず捕獲して、丁寧に軸を取らないように巣をはずすことができます。しかし、10匹以上ともなると、そんな余裕はありません。一瞬で蜂と巣をビニール袋に確保しなければなりません。結果、軸を残したままきれいに取ることができる確率は半分以下でした。

 

   働き蜂が増えた群れの捕獲・移設の方法も改めて紹介いたします

 

軸が取れてしまうと、仕方なく、釘や木ネジを「人工軸」にして巣を固定していました。しかし、釘を打つ時に巣をつぶしてしまったり、木ネジで締めすぎて巣そのものを壊してしまったり、なかなか困難を極めていたのです。

 

昨晩、ひらめいたのは、その人工軸に「針金」を使う方法です。

 

さっそく試してみました。なにしろ、昨年ヒメスズメバチにやられた群れの巣はたくさん残っています。

 

針金は、買い置きがなかったので、金網の針金を1本外して使いました。これがちょうど良かったです。

 

まず、先の細いラジオペンチの先に巻きつけ、引っ掛かりを作りました。巣穴に入る大きさになるので、蜂の種類によって使い分けられるように大中小を作っておくといいと思います。

 

フタモンアシナガバチの巣の真ん中に刺してみると、うまい具合に突き抜けました。

 

針金を引っ張ると、いい感じて引っかかりました。

 

そして、割り箸に挟んで、短くカット

 

抜けないように折り曲げてできあがり!
箸の先は広がらないようテープで止めましょう。

 

全然ぐらつかずにいい感じで固定できました。

 

でも、多少ぐらついても大丈夫です。

働き蜂たちが、にかわ物質で巣を補強してくれます。

 

この方法なら、巣を極力壊さず、蜂にも負担をかけずに木箱に付け替えられます。実践が楽しみです。ほっとしました。

 

それにしても、私は寝ていてもアシナガバチのことを考えているようです(笑) もしくは神様が教えてくれたのか…(笑)
まあ、この際、飽きるまで極めてみようと思っています。

 

動画はこちらをご覧ください↓

 

 

 

 

→ アシナガバチ移設巣箱の作り方

→ 誰でもできる! アシナガバチを畑に移住させる方法

 

〜お知らせ〜

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→ 庄内オーガニックマルシェ(4/21 山形県鶴岡市)参加可


アシナガバチ移住方法の講演・実地指導をいたしております!
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