やっと梅も満開になり、ついに山形でもアシナガバチの新女王達が目覚め始めたようです。

 

しかし、まさかこんな確認となるとは…

 

おとといの晩、晩酌していると、なぜか私のそばの畳の上をモソモソしているアシナガバチを妻が発見。もしかして、昨年ベランダに移住させたキアシナガバチかと一瞬思いましたが、体格が小さすぎます。

 

人差し指に乗せてよく観察してみました。たしか「キボシアシナガバチ」。昨年、移住させた20群の中に、このアシナガバチはいなかった種類です。でも、昨年秋に家のまわりを飛んでいるのは確認していました。

 

 

きっと喉が乾いているだろうと思って、食卓を見渡すとちょうどよく、ハチミツで煮た黒豆がありました。その煮汁を箸に付けて目の前に置いてみました。すると、すぐに大喜びでチューチュー吸い始めました。

 

 

チューチューというよりは、ゴクゴクという感じでした(笑)

 

なんども足してあげ、5分位したら落ち着いたらしく、触覚掃除を始めました。おなかも大きくなり、動きも早くなり、元気になったのでほっとしました。

 

でも、なんで畳の上をウロウロしていたのかが不思議です。家族の体に付いて入ってきたか。秋に部屋の中に入って越冬していたか。

 

益々元気になって飛ばれる前に、菓子箱に入れて蓋をしておきました。なにしろ、外は季節外れの雪降りです。そして昨日の朝、少しだけ隙間を開けて外に置き私は仕事に出かけました。昼間は気温が上がったので、無事飛んで行ったようです。うちの軒先に巣を作ってくれることを祈ってます。

 

春を感じるいい晩酌となりました。

 

 

 

→ アシナガバチ移設巣箱の作り方

→ 誰でもできる! アシナガバチを畑に移住させる方法

 

〜お知らせ〜
アシナガバチ移住方法の講演・実地指導をいたしております!
駆除されるアシナガバチを保護して無農薬菜園に移住させる詳細な方法について、団体等にうかがって講演をいたします。あらかじめ巣を見つけておいていただければ、実際に木箱に巣を移設させる技もお見せできます。実地研修は7月末まで。働き蜂が生まれている群れでも移設できます。詳しくはメッセージでお問い合わせください。

 

講演予定
4/21  庄内オーガニックマルシェ(山形県鶴岡市)参加可