連日のコロナウィルスのニュースで不安が増す日々です。
一昨日の小池都知事の定例会見がLIVE中継された時も、いよいよ緊急事態宣言が出されるのか!と心臓がドキッとしました。
暫く話しを聞いていると、まだその段階ではないことがわかりましたが、無意識に体に力が入り、呼吸が浅くなっていることに気付きました。
太極拳で呼吸法を教わるようになって、日頃から呼吸を意識するようになり、自分が緊張している時に、
「息を吐かなくては!」
と、気付けるようになったのですが.…
昨日も息を吐きながら体を脱力する様にしたら、肩の力が抜けて、気持ちもホッとしました。
昔はかなり緊張しやすく、肩に力が入り、人前で話すのが苦手だった私が、この方法でだいぶリラックスできるようになったのです。
そう言いながらも先日職場の同僚に、深呼吸してみて!と言われて、まず息を吸ってしまいました。
呼吸は.…
「呼気」と「吸気」
文字通り、「呼気」が先と言われています。
赤ちゃんは生まれてきて「オギャー」と声を上げてまずは息を吐くのだそうです。
逆に人が亡くなる時は、「息を引き取る」と言うように、息を吸って亡くなる.…
なるほど〜
まずはしっかり息を吐き切ること。
そうすれば自然と息を吸い込むことが出来るからです。
鼻から吸って、吐く時は鼻から吐くか、もしくは口をすぼめて、舌を上顎に軽く当てて、ゆっくり時間をかけて吐く。吸う時間の倍以上かけて吐くと良い。
息を吐いている時は.…
副交感神経が優位になる。
血管が拡張して血液の流れがよくなる。
血圧が下がる(正常になる)
そして腹式呼吸をすることで、横隔膜が大きく動き、内臓が動かされて、血流が良くなり、新陳代謝が促進されます。
良いことづくめです。
さて太極拳を始めて意識するようになった呼吸法ですが、いざ太極拳の動きの中で呼吸法を取り入れるのはとても難しいのです。
武術の要素もあり、呼吸を取り入れると言っても奥が深く、初心者はあまり意識しないで自然呼吸で動きを覚えた方が良いとのこと。
(吐く、吸うだけでなく、腹圧をかけ、丹田を意識する、そのタイミング等とにかく奥が深い)
毎週金曜日の太極拳クラスは、今はコロナの影響で、希望者のみ自主練習です。
広い和室で少人数で、練功、簡化二十四式、四十八式をします。
初心者の私は、基本は自然呼吸ですが、
腕が外へ展開する時は吐く。
腕が体に近づく時は吸う。
腕が上がる時は吸う。
腕が下がる時は吐く。
力を入れる時は吐く。
少しずつ取り入れています。
足もみ施術でも上記の特に吐く息を意識すると、施術後に体調がスッキリすることがあります。
吐くことで体に変な力が入らず、リラックスするのでしょう。
今日は久しぶりに太極拳の本を読んでお勉強!
特に呼吸法のところをしっかりチェックしました。
呼吸法は日頃から実践して体で覚えておくと、いざ緊張した場面などでしっかり息を吐くことが出来ます。
私はそれに気づいたのが50歳手前でした。
もっと早く気付いていたらなぁ〜
「呼吸法で人生が変わる」と良く言われてますが、極度の「緊張しい」を克服できた私にとっては大袈裟な表現ではありません。
心も体も元気になる呼吸法!
そして「息を吐く」ことを意識して、今の不安な状況を乗り越えたいものです。