美味しい食材開拓のお話。
今回は鶏肉編です。
九州にも地鶏やブランド鶏はたくさんありますが、
養鶏農家は商売として経営する以上、
経済性を重要視する必要があるわけです。
簡単に言うと、鶏肉1kgあたりにかかる経費を抑えれば抑えるほど利益が出ます。
大して大きくならないチャボなどにいくらエサを与えたとしてもエサ代の元を取れないので、
食用種の中でも、より少ないエサで大きく育つものを掛け合わせて、
ギリギリ「地鶏」と言えるものが市場に出回ります。
正直、「これは地鶏と言っていいのだろうか?」と思うような鶏ばかりです。
「ブロイラー」と聞くと「安い鶏肉」のように聞こえますが、
加工処理と保存、温度管理の悪いブランド鶏より美味しく提供することはできます。
私は天邪鬼なのでブランド鶏よりも、
ブロイラーや廃鶏(採卵用品種の老鶏)の肩を持つことが多いです。
廃鶏は美味しいですよ。
唐揚げじゃ硬くて食べれないですけど、
炭火焼なら廃鶏、種鶏派です。
経済合理性の問題を解決しながら、
鶏のブランディングを行った結果、
ブロイラーや廃鶏、種鶏を粗悪なものとして扱う必要が出てきたんですね。
フレッシュなブロイラー、
味の濃い、噛み応えのある廃鶏、種鶏、
鶏のブランディングの際、邪魔な存在です。
この話題は長くなるので、この辺で止めておきます。
夜が明けるまで話してしまう話題なので(笑)
先日、鶏の生産農家さんとお話しする機会がありました。
大手の商社や関連会社が鶏舎を購入していき、
純粋に美味しい鶏を育てるのは販路を持たないので出来ないとのことでした。
商社の求める規格通りの養鶏が、
ようやく商売として成り立つレベルらしく、
それより高品質を目指すのは道楽でないとできない・・・
ムムッ・・・なんだか正義の血が騒ぎますね!
その為に鶏の生産ルート開拓を行いたくなったのです。
時間はかかると思いますが、
胸を張って出せる鶏肉の生産を行える方法を模索中です。
頑張ります。
意地でもやりたいことの一つです。