暴力は駄目だと皆んな知ってる。

ボクは経験的に其れを学んだ。小学3年生でね。ボクたちの頃は団塊の世代の最後かな~?


 だから、村にも7人も同級生がいた。 今や其の面影も無く、爺さん婆さんばかりで、子どもの影は無い。


 小学校や中学校はとっくに廃校になり、隣町と統合したけど、そこも廃校で今や特養の施設になってる。


 そんな遠い良き時代の物語です。隣の家のBと遊んでた。些細な事で喧嘩になった。

ボクは奴の顔面を殴った。


 奴は鼻血をドヴァと出して逃げ帰った。

しばらくすると、奴の母親と姉さんがボクんちに抗議に来た。


 お袋はさかんに謝罪してる。其の姿を見てたボクは(子どもの喧嘩に親が口を出すんじゃねぇ~)_と思った。


 お袋がボクに言ったのは、Bは(血友病)_で出血すると、血が止まらないんだって。ボクはゾッとしたよ。


 幸いにも其の時は鼻血は止まったけど、小学3年生にして、暴力は振るわないと決心したね。


 其れから10年が経ち、大学2年生になったボクは修羅場に居ました。ゼミの飲み会でのことだった。


 酒乱の奴が1人居ました。そいつが議論してた相手の頭をビール瓶で殴った。当然の如くボクはビール瓶を持って殴ろうとしたらYが止めた。

 アレッ、10年前の決心は何処に。


 Yはボクの親友というか兄貴分の存在だった。ボクは現役だったが彼は2浪だから年齢はYが2つ上だった。


 新宿駅西口のガードレールの中で、肩が触れたとイチヤモン付けられた時も、ボクは履いてた下駄で殴ろうとしたらYが止めた。


 Yのお陰で小学3年生の決心は守られた。ドオもボクは瞬間湯沸し器の性格みたい。


 教師になってからも、歴代7人の校長すべてと喧嘩まがいの議論した。或る校長は去る時に(やっとボクの事理解出来たのに)_だってさ。


 なんも嬉しく無いしさ~。あとは同僚の教師も職員会議で都合の良い誤摩化す奴は会議後、

(テメェナニ誤摩化してんだよ)_と怒鳴りつけた。


 教師の時は生徒のことを考えてたから、怒ったんです。


ありがとうございました。感謝、感謝💔😪💤