皆さんは時々、空を見上げますか? あるいはガラスが餌を捜して家庭ゴミの周りを彷徨う姿を見ることが有りますよね。
ところが今、東京の空に異変が起きてるという。
これまで東京都上空の覇権を握ってのはカラスだった。しかし、個体数の減少でオオタカや
ハヤブサなど猛禽類が進出して熾烈な権力争いを始めてる。
カラスには2種類いるの知ってましたか?
1つは(ハシブトガラス)_でクチバシが太く、カーカーと鳴くのが特徴だそうです。
銀座や新宿など山手線内の都心で見かけるカラスの99%を占めてる。雑食性で生ゴミを漁るので害鳥とされてる。
一方で、山手線沿線の外側から千葉県や埼玉県には(ハシボソガラス)_が生息する。クチバシが細く小さく、雑食性だが平地を好みガーガーと鳴く。
今、猛禽類と烈しく火花を散らすのはハシブトガラスです。元は東南アジアで生息してた。
つまり、都心の高層ビル街は故郷のジャングルと同じ。
カラスの個体数は最盛期の3万4164羽から22年度は8699羽まで減少してる。その理由は東京都のゴミの減少とカラス対策です。
素人からすると、個体数をどうやって調査したのやら〜?
各家庭の生ゴミはアミで覆ってあるし、マンションなどはダストボックスに入れる。又、バブルが弾けて飲食店の生ゴミが減ったしね。
そんなカラスの減少もあって、17年頃からオオタカやハヤブサが反撃に出た。猛禽類にとっても東京は楽園らしい。
東京都は皇居、明治神宮、自然教育園などの(都市緑地)_でここに生息するのがオオタカで、
個体数は不明だが、カラスの勢力に拮抗している。
都市緑地にはエサになる小鳥は幾らでもいる
人間の自然開発を逃れて都会に来たのでは無く、鳥にとっては都会が住みやすいのだ。
ハヤブサは元来海岸の絶壁、江ノ島や房総半島の崖などで繁殖してる。
都会のビル街は故郷の岸壁に似てて、ビル街の屋上から急降下してハトなどを捕獲する。
ハヤブサの侵略でカラスは単独での行動が増えた。
すると、オオタカは待ち伏せして、背後からカラスを襲う。そして、ハヤブサは予想外の角度から急降下して来る。
猛禽類の攻勢で東京の空からカラスが居なくなる将来がくる。
なんかさ、僕はディと往復する街中でカラスを時々見ることが有るけど、確かに集団でのカラスは見ない。なんかカラスが可哀想になってきた。
そんなカラスと猛禽類との決戦の中で、スズメなどの小鳥はしたたかに生きる。スズメはツバメの巣を横取りしたりで対立関係にある。
しかし、共通の敵であるカラスが現れると、手を組んでモビングして追い払う。そんな小鳥とカラスの関係も変化してる。
小鳥にとってカラスは天敵だが、同時に隣人でもある。
カラスは猛禽類を見つけると、群がってカーカーと威嚇する。その声を聴いた小鳥は逃げるのだ。時にはカラスと一緒になり、猛禽類を追い払う行動をとる。
カラスが姿を消すと、動物の死骸が街中に散乱する。又、猛禽類が多くなると、周辺の小鳥や水鳥が激減してしまう。
ただし、カラスは今は身を隠してるが、猛禽類を見馴れれば、再び集団を組んで反撃する可能性もある。
こうして鳥たちの行動を見ると、なんか戦国時代の大名たちが離合集散しながら、自分の領地を保持したり、拡大したりが重なってくる。
まぁ、人間も鳥たちも同じだということで。
かなり長くなりゴメンナサイです。
ありがとうございました。感謝、感謝🐦🦜