視力とは?
前回コラム の続きです。
そもそも視力とは、隣り合ったふたつの点を別々の点として識別できる能力をいいます。
遠方の視力は、誰もが視力検査をしたことがあると思うのでなじみがあると思いますが、ランドルト環と呼ばれるアルファベットのCのような輪がどちらが向いているかで測定します。
視力1.0とは、直径7.5mmの輪に設けられた幅1.5mmの切り込みの方向を、5mの位置から認識できる能力をいいます。
この方法では、乱視の人などは、輪の方向によって見えたり見えなかったりするので正しく測定できませんし、目の調節力によって、じっと見ていると見えてくる場合もあります。
視力が良いにこしたことはないですが、ある程度の視力さえ出ていれば、視力という数値にこだわることはないのです。
特にフィッシングではどうでしょうか?
フィッシングにおける眼力ナンバーワンとは・・・
遠くから確実に獲物を見つける能力
疾風のようなスピードでも獲物を見失わない能力
そう、鳥の目がナンバーワンに違いありません。
釣りじゃありませんが・・・(汗)
人間じゃありませんが・・・(大汗)
人間がメガネによって視力矯正して、偏光レンズによって水の中を見やすくしても、鳥の目にはかなわないのです・・・
偏光をしていないのに何故水の中か見えるのですかね?
鳥の目を目指すには、止まった物が良く見える「視力」より、素早く動くものを識別する能力「動体視力」や、遠近感や立体感を正しく把握する能力「深視力」のほうが大切です。
特に重要だと思うのは、止まった物の中から僅かに動く能力や、水の流れのように一定のリズムの中で動くものの中から違った動きをする物を見つける能力ではないかと思うのです。
昔流行った「ウォーリーを探せ」のように(知らない人は写真を参考に)、止まった物の中から保護色のように同化した魚を見つけ出すのは至難の技なのです。
スポーツビジョンと呼ばれる、スポーツ選手が必要とする眼の能力が釣りにも必要なのだと思います。
下記サイトで、スポーツビジョンに付いて書いてあります。
簡単なトレーニング方法も記載してあるので参考にしてみてください。
http://www.sports-vision.jp/index.html
鳥の目を目指して!(笑)
目の能力と視力
長年メガネ屋をしていると、いろんなお客さんが来ます。
そして、いろんなことを考えさせられます。
メガネ屋としての常識が、一般の人には常識ではないということ。
メガネの度数を強くすればするほど視力が上がっていくと思っている人が多くいます。
近視や遠視で視力が悪いのは、カメラでいう『ピンボケ』の状態です。
若干の遠視の人は、眼の調節力でピントを合わすことができるので、若くて調節力のあるうちは視力は良いというのが普通です。
近視の人は、目の調節力では遠くのものにピントを合わすことが出来ないので、メガネで焦点距離を合わせてあげる必要があります。
そして、遠くにピントをピタリと合わせた状態が「完全矯正」という視力の一番良い状態です。
これ以上メガネの度数を強くしても、視力は上がらないのです。
完全矯正の状態では、遠くにピントが合っているので、日常生活でのパソコンを見たり、携帯を見たりといった近くを見る作業では疲れやすくなります。そのため通常のメガネでは若干弱めにする場合が多いのです。
メガネで出来ることは、その人のライフスタイルや見ようとする距離に合わせて、ピントの合いやすいメガネを作ってあげることまでです。
後は、その人の持つ目の能力次第ということになります。
それは、この時の完全矯正の視力や、若干弱めに処方した時の視力というのは個人差があるからです。
白内障などの眼病があれば当然ですが、健康な目の人でも同じではないのです。
私自身も、サイトフィッシング用に良く見える偏光を作りたくて度数を調整してみるのですが、どんなに頑張ってみても視力1.2がやっとです・・・。
これはもうもともと搭載されたカメラの画素数が違うようなもだと思って諦めています・・・。(これもトレーニング次第では多少良くなるとは思いますが)
ただし、一般的に言われる「視力」というのは、極限られた能力です。
では、そもそも視力とはなんなのか?
次回に続きます。


