MC28カードキーケース誕生、そして次なる新商品を初公開✨
こんにちは、A-sideです。
「Revival NSR250R MC28復活プロジェクト」第8回は、
これまでの分解・解析シリーズから少し視点を変えて、
A-side初のオリジナル商品開発についてご紹介したいと思います❤️🔥
これまで純正部品の構造解析や、ブレーキ・機構部品の設計視点で記事を書いてきましたが、今回はいよいよ、A-sideとして初の開発商品について、その開発背景と設計ポイントを詳しくお話しします💡
そして記事後半では、現在開発中の第2弾商品をこのブログで初公開します😊
◆なぜ最初の商品にカードキーケースを選んだのか
第1弾はすでにXで発信していますが、
A-sideのオリジナル商品第1弾として開発したのが、こちらのMC28専用カードキーケースです。
NSR250R MC28といえば、シリーズ唯一採用された PGM-IVカードキーシステム が最大の特徴です💫
このカードキーこそ、MC28を象徴するアイコニックな存在だと考えています☝️
今回この商品を開発した理由は、大きく3つあります。
① MC28最大の象徴的存在だから
MC28の魅力を語る上で、カードキーは外せません。
従来のメカニカルキーではなく、カードを差し込んで始動する仕組みは、当時としても非常に先進的で、今見ても強い個性があります❤️🔥
だからこそ、この特徴をより魅力的に楽しめる商品を作りたいと考えました💡
② 純正カードキーは持ち運びに不便
MC28のカードキーは、一般的なキーのようにキーホルダーを取り付ける穴がありません。
さらに内部は基板やコイルで埋め尽くされており、加工して穴を開けるスペースもありません。
下図のように中にはメカニカルキーに穴を開けている方もいますが、
本体が抜け落ちて紛失するリスクもゼロではありません💦
つまり、
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キーホルダーを付けられない
-
スマートに持ち運びにくい
-
紛失リスクが高い
という問題があります。
実際にオーナーの多くが、裸のままポケットや財布、革ケースなどで持ち運んでいるのが現状です。
③ 市販ケースではデザイン面に満足できない
純正や市販品では革ケースに入れて持ち運ぶケースが多いですが、正直なところ、「MC28の世界観に対して、もっとメカニカルでカッコよくできるはず」という思いがありました。
A-sideとして、NSRらしい精密感・機械感・所有感を高めるデザインを目指して開発をスタートしました❤️🔥
◆設計開発フロー
今回の主な設計の流れは以下です。
※このフローはあくまで今回の製品の参考フローです。
開発する製品により開発ステップや試作回数などは変化します。
【企画】
要件から仕様を考え、どんな製品にするか決める
【デザイン】
意匠面(外観形状)をデザインし、色や素材、表面処理などを決める
【構想設計】
部品分け、構造物をレイアウトし、大まかな構成とサイズを決める
【原理試作】
3Dプリンター試作にて可動部の動作確認
【詳細設計】
部品の加工方法や組立て性を考慮した形状作成、
部品同士の位置決め・締結方法、隙間の設定、バネの荷重計算
【設計試作】
3Dプリンター試作にて形状・動作・操作性などの確認
バネ荷重が狙い通りか確認
【量産前試作】
設計試作の課題を修正後、量産同等の素材にて試作
【評価試験】
強度や可動部の耐久性、低温時・高温時の動作確認などの評価を実施
【量産】
評価して問題ないことを確認後、各部品を必要数生産し、組立てて検品
◆部品構成と特徴
◇樹脂フレーム部
黒いフレーム部分はエンジニアリングプラスチックであるナイロン6を採用しています。
ナイロン6(PA6)は高強度、高剛性で耐薬品性、耐摩耗性に優れた高性能な樹脂です💫
カードキーは新品入手が困難な重要部品でもあるため、落下衝撃による損傷から守る保護性能も重視しました💡
さらに表面にはシボ加工を施し、
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傷が目立ちにくい
-
グリップしやすい
-
意匠性の向上
という機能を持たせています。
◇フロントパネル/バックパネル
フロントパネルとバックパネルにはアルミを採用し、
強度を確保しつつ厚みを薄くスマートな印象に。
表面は
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ヘアライン加工
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アルマイト処理
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レーザー彫刻
を施しています。
アルミならではの質感と品位で、手にしたときの満足感を重視しました💡
◇使いやすさを追求したスライド回転機構
この商品の最大の特徴は、単なるケースではなく、ギミックを持った機構設計品であることです。
フロントパネルはスライドしながら回転する構造になっており、操作すると内部のカードキーが押し出されます。
カードが少し飛び出すことで、指でつまみやすく、スムーズに取り出しが可能💫
また、カードキーを収納する際は、フロントパネルは閉じたままでも挿入することが可能です💡
挿入できるが抜け落ちないというユーザーの使い勝手を追求した設計です。
◇トーションバネ内蔵
内部にはトーションバネ(ねじりコイルバネ)を内蔵しています。
このバネにより、常に閉じる方向へテンションがかかっているため、不用意に開いてしまうリスクを回避し、機能性と安心感を両立させています❤️🔥
◇ロックレバー機構
上部のギザギザ部は 樹脂製のロックレバー です。
このレバーをスライドすることで、
フロントパネルが開くことを完全にロックできます。
設計段階では、3Dプリンターで試作を繰り返し、ロック感やクリック感を細かく追い込みました💪
トーションバネと、このスライドロック機構により
2段階でカードキーが抜け落ちることを防止している安心設計です👑
◇人間工学に基づいた部品レイアウト
キーホルダーを取り付けられるようにするという課題解決はもちろんですが、片手で操作して素早く取り出せるという点にもこだわりました☝️
右手の親指だけでロックレバーのスライド操作、フロントパネルの回転開閉操作を可能にするため、フロントパネルの回転軸や、ロックレバーの位置を人間工学に基づき最適化しました。(※下図はAIによるイメージです)
フロントパネルの印象的な円弧形状は、「形態は機能に従う」という建築家ルイス・サリヴァンの言葉通り、まさに工業製品らしい、機能美を備えたデザインです。
◆第2弾商品を初公開!
続いてはいよいよ新商品の発表です🥳
第2弾の商品は・・・
「オイルタンクキャップ」です!
個人的に2ストオイル給油時の手順が手間だなという思いがずっとありました😣
今回それを解決する画期的な製品を開発中です!
◇純正キャップの課題
何が手間かというと、2ストオイルを入れるときの手順です。
純正品はゴム製のキャップで、
ワイヤーのオイルキャップクランパーで抜けないようにロックしていますが、給油するときは、
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クランパーを外す
-
キャップを抜く
-
キャップをどこかに置くか、手に持っておく
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オイルを入れる
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キャップを戻す
-
クランパーを掛ける
という手順が必要です。
2ストオイルは入れる頻度も多いので意外と手間がかかります😥
さらに、オイルが付着したキャップをどこかに置くか手に持っておく必要があるため、
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手が汚れる
-
周囲を汚す
という懸念もあります💦
◇ワンタッチ開閉構造
開発中の新キャップは、フタ付きの開閉構造です。
取付けはキャップ本体を純正品の代わりにオイルタンクの口へ差込みます。
挿し込むとツメでタンクに固定され、抜けない構造になっています。
※この写真は3Dプリンター製の試作1号です。
矢印部のボタンを押すとフタのロックが解除され、
内蔵バネの力で自動的にフタが開きます。
これにより、
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クランパー不要
-
キャップを置く必要なし
-
ワンタッチで開閉可能
となり、給油時の作業性は大幅に向上します✨
◇劣化部品対策としての価値
オイルタンクBのクランパー取付け部は、紫外線劣化による割れが非常に多い部位です😣
下図のようになっている人はとても多いのではないでしょうか?
この商品ではクランパー自体が不要になるため、ここが割れていても取付けには影響しません。
そのため、タンク本体に割れがない限り、タンクをより長く使用して頂けます。
NSRオーナーにとって、ここはかなり大きなメリットになると考えています☝️
◇こぼしにくい開口設計
さらに開口部はオイルタンクの口より広く設計しているため、オイル注入時にこぼすリスクも低減できます。およそ1.5倍。
また純正同様に、タンク内負圧時に外気を取り込む機能も追加予定なので、
何も気にすることなく純正のキャップと入れ替えるだけで大丈夫。
機能を維持しながら、使い勝手とデザイン性を向上させた商品です👏
(※開発中のためデザインや仕様は変更になる可能性があります)
◇改善効果
このオリジナルタンクキャップを使用することで、
純正キャップに比べて手順を大幅に削減できます。
-
ボタンを押してフタを開ける
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オイルを入れる
-
フタを閉じる
以上。
2ストオイルの給油はガソリン給油と同様の頻度で行うと思いますので、このわずかな変化でも日常のちょっとしたストレスを解消し、快適にバイクライフを楽しんで頂けると確信しています!❤️🔥
まとめ
A-sideでは、愛車に長く乗ってもらえるように劣化しやすい部品や、壊れやすい部品を手頃な値段で提供することを目標にしていますが、
それと同時にA-sideオリジナル商品として、NSRオーナーがより愛車を好きになるような実用性のある機能と所有感を提供するプロダクトの開発も行っていきます。
第1弾カードキーケースに続き、第2弾も実用的でカッコいい商品を目指していきます💪
今後も開発の進捗をブログやXで発信していきますので、ぜひ楽しみにしていてください😊💫












