棄国の旅(その七) | メコンリポのブログ

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あの某社黄色いバイブルをコーラン以上に信じとる同行者が、

「カトマンズ行く時にゃあ、飛行機の座席は右側を取らねばならぬ!」と書いておった、

と、余計なゼニ払って座席予約強要。


そりゃ香港や台北、ハノイやせめてスファナブームからのフライトなら、南風なら時計の逆に旋回して着陸するから見えるだろうが---


中東諸国出稼ぎ満期凱旋軍団で満席のロートル機は、プーケットからアンダマン海に乗り出し、カルカッタ上空をかすめて真っ直ぐ真北に飛んでおる!?


そのまま南から北に向かってタッチダウン!!


一番よく目の前にヒマラヤが見えたのは、パイロットとコーパイだけぢゃないかあっ!

(雨季末期のガスが立ちこめるカトマンズ)

(侵入角度を他所より余計に五度取らねばならぬカトマンズ空港ゆえ、お二方それどころではなかったであろう)


機内で、シルバー人材派遣センターから手配されたようなCAに、

「EDカード(出入国カード)くれっ!」とお願いしても、

「ワタシゃ、ンなモン知らん!」と。


旅行社や自己顕示欲権化のユーチューバーのネタを見ても、大使館でのビザ取得と空港でのアライバルビザの取り方しか載っておらず、

実際イミグレカウンター内に居座るジジババに、何を差し出せばよいのか、皆目見当がつかない?


「あんた、どの飛行機乗ってきたぁ?」

(今着いたのは、我々の便だけしかないが---)


差し出したのは、東京にあるネパール大使館で受けた15日ビザスタンプのパスポートだけ???


「あんた、何処から乗ったのぉ?」

「搭乗券、まだ持ってる?」


「んぢや、両手前に出して!」

(ヤバッ!出入国管理法違反で緊急逮捕⁉️)

「片方づつ親指、そこのスタンプ台で指紋登録して🈴」


結局、必要だったのは、ビザ付きのパスポート、機内トイレで1度便器に落とした搭乗券の残骸?

不義理をしたヤクザでも切り落とさないはずの、左右の親指?

以上でありました(汗)