エミリア・ロマーニャGP-決勝 | 亜洲虎のブログ

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1997年前に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。

2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

5月19日、2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGPの決勝レースがイタリアのイモラ・サーキットで行われ、フェルスタッペン(レッドブル)が今季5勝目、自身通算59勝目をポール・トゥ・ウインで飾った。

 

 

 2位にノリス(マクラーレン)、3位にルクレール(フェラーリ)が続いた。角田(RB)は10位となり、今季5度目(スプリント含む)の入賞を果たした。

 

スタートタイヤは20台中15台がイエローのミディアム(C4)をチョイスする一方、11番グリッドのペレス(レッドブル)、17番グリッドの周(キック・ザウバー)、19番グリッドのサージェント(ウイリアムズ)はホワイトのハード(C3)を選択。

 

 また、15番グリッドのガスリー(アルピーヌ)、ピットスタートのアロンソ(アストンマーティン)はレッドのソフト(C5)を装着した。

 

快晴のもと、気温26度、路面温度45度、湿度51パーセントというコンディションで63周の決勝レースはスタートを迎えた。ポールスタートのフェルスタッペンが抜群の蹴り出しを見せ、ターン2(タンブレロひとつ目)のホールショットを守る。

 

6番手のラッセル(メルセデス)まではグリッド順のままターン2を通過。一方、7番手スタートの角田はハミルトン(メルセデス)とヒュルケンベルグ(ハース)にかわされ、9番手でオープニングラップを終えることに。

 

 3周目よりDRSが使用可能となったが、フェルスタッペンはその時点で2番手ノリスを1.2秒引き離しており、早々に独走体制構築にかかった。

 

角田をかわし8番手に浮上したヒュルケンベルグだったが、7番手ハミルトンのペースにはついて行くことができず、7周目にはハミルトンに3.8秒差をつけられる。角田はヒュルケンベルグのDRS圏内をキープするが、ストレートの速いハースのマシンをなかなか攻略することはできず周回が続いた。

 

9周目、アルボン(ウイリアムズ)、ガスリー、ボッタス(キック・ザウバー)の3台がハードタイヤに交換。しかし、アルボンは右フロントタイヤのナットを締める前にコースに戻ってしまいスローダウン。翌周に再びピットに入りミディアム履き替えるが、これでラップダウンとなる。

 

12周目に11番手のリカルド(RB)、そして13周目に角田がハードタイヤに交換。角田はヒュルケンベルグに対しアンダーカットを狙う。その動きを見たヒュルケンベルグは翌14周目にピットに入るが、アウトラップのセクター2、3で自己ベストを更新した角田がピットレーン出口でヒュルケンベルグを先行。見事なアンダーカットを決める。

 

ただ、それまで角田の背後を走っていたペレス(レッドブル)は、前方がクリアとなったこともあり、自己ベストを更新する走りで先行するハミルトンとのギャップを縮めにかかる。ただ、そんなペレスは17周目のターン18(リヴァッツァ)でコースオフを喫し、4秒ほど失うことに。

 

ピット組トップの角田は21周目、スタートからハードタイヤで引っ張るサージェントの背後に追いつき、サージェントに引っかかるかたちに。これで一時は3秒以上のギャップを作ったヒュルケンベルグが背後まで接近する事態に。

 

その一方、23周目に2番手のノリスがフェルスタッペンに対するアンダーカットを狙ってピットに入ったが、ノリスはペレスの背後でコース復帰となってしまう。ただ、ノリスは24周目のターン1でペレス攻略に成功した。

 

フェルスタッペンは24周目にピットインし、ノリスの前でコースに復帰。また、角田は26周目のターン2への飛び込みでサージェントを攻略し、ここから自分のペースを取り戻す。

 

また、5番グリッドスタートのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、最初のピットでサインツ(フェラーリ)へのアンダーカットに成功し、4番手に浮上した。

 

11番手からハードタイヤで引っ張り続けたペレスは、38周目にピットイン。これで全車が1回のピットストップを終えたことになり、オーダーはフェルスタッペン、ノリス、ルクレール、ピアストリ、サインツ、ラッセル、ハミルトン、角田、ヒュルケンベルグ、リカルド、ペレスとなった。

 

11番手でコース復帰となったペレスはミディアムタイヤでハイペースを刻み、39周目にはリカルドを攻略し10番手に浮上。ミディアムスタートでハードに履き替えた周囲のライバルよりも1周2秒速いペレスは40周目にヒュルケンベルグを、そして42周目に角田を攻略する。

 

さらに、ミディアムタイヤで37周引っ張った13番グリッドスタートのストロール(アストンマーティン)が、ペレス同様に1周2秒速いペースで43周目にリカルドを攻略。46周目のターン2でヒュルケンベルグを攻略したストロールは、9番手を走る角田との3秒の間合いを一気に縮めにかかる。

 

レースも終盤を迎えた50周目、ストロールがDRSエンドのターン2で角田を攻略。これで角田は10番手にポジションを落とすかたちに。そんななか、6番手を走行していたラッセルが53周目にピットイン。

 

これでハミルトンに先行されるなか、ミディアムタイヤに履き替えてファステストを狙う作戦を敢行し、54周目にこのレースのファステストとなる1分18秒589をマークする。また、2周遅れで最後尾を走行していたアルボンがガレージにマシンを収めリタイアとなった。

 

各車タイヤの限界が近づく終盤、一時は6秒以上開いたトップのフェルスタッペンと2番手ノリスのギャップが60周目には1.585秒まで縮まった。タイヤマイレージはノリスが2周多い状況だったが、ノリスは1.017秒差まで接近しファイナルラップに突入した。

 

ただ、DRS検知までに1秒を切れなかったこともあり、フェルスタッペンがそのままトップチェッカーを受け、今季5勝目、自身通算59勝目をポール・トゥ・ウインで飾った。ノリスは0.725秒差の2位、そして7.916秒差の3位にルクレールが続いた。

 

4位ピアストリ、5位サインツ、6位ハミルトン、7位ラッセル、8位ペレス、9位ストロール、10位角田までが入賞。角田は今季5度目の入賞を果たした。

 

次戦となる2024年F1第8戦モナコGPは、5月24〜26日にモンテカルロ市街地コースで開催される。