亜洲虎のブログ

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1997年前に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。

2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

現地時間5月5日、2024年F1第6戦マイアミGPの決勝レースがアメリカ・フロリダ州のマイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われ、ノリス(マクラーレン)がF1初優勝を飾った。なお、マクラーレンにとっては2021年第14戦イタリアGP以来の美酒となった。

 

 

 2位にフェルスタッペン(レッドブル)、3位にルクレール(フェラーリ)が続いた。角田(RB)は7位となり、前日のスプリントに続いて今季4度目の入賞を果たした。

 

スタートタイヤは20台中15台がイエローのミディアム(C3)をチョイスする一方、8番グリッドのハミルトン(メルセデス)、15番グリッドのアロンソ(アストンマーティン)、18番グリッドのマグヌッセン(ハース)、20番グリッドのリカルド(RB)の4台がホワイトのハード(C2)、そして16番グリッドのボッタス(キック・ザウバー)がレッドのソフト(C4)を選択した。

 

快晴のもと、気温28度、路面温度44度、湿度58パーセントというコンディションで57周の決勝レースはスタートを迎えた。ポールスタートのフェルスタッペンが抜群の蹴り出しを見せる後ろで、3番グリッドのサインツ(フェラーリ)が一時は2番手に浮上する。

 

 ただ、4番手スタートのペレス(レッドブル)がターン1でイン側からオーバーシュート。行き場を失ったサインツはペレスに蓋をされるかたちとなり、ルクレールが2番手を取り戻す。また、6番手スタートのピアストリ(マクラーレン)が間隙をついて3番手に浮上し、4番手サインツ、5番手ペレス、6番手ノリスというオーダーに。

 

その後方では7番手スタートのラッセル(メルセデス)が出遅れ、7番手にヒュルケンベルグ(ハース)が浮上。そして角田はスタートでひとつポジションを上げ、ハードタイヤを履くハミルトンに続く9番手でオープニングラップを終えた。タイヤの異なるハミルトンを攻略したい角田だったが、4周目にラッセルが角田をパスし、角田はスタートポジションの10番手に戻ることとなった。

 

フェルスタッペンは早々に一人旅となり、国際映像にもその姿が捉えられない状況に。一方、2番手をキープしたルクレールだったが、序盤の勢いは3番手のピアストリにあった。4周目、ピアストリはバックストレートエンドのターン17で難なく2番手に浮上する。

 

中段では7番手ヒュルケンベルグを先頭に、ハミルトン、ラッセル、角田、ストロール(アストンマーティン)らがトレイン状態に。ハミルトンは10周目にヒュルケンベルグを攻略するが、チームメイトのラッセルはストレートスピードに秀でるハースのヒュルケンベルグ攻略に手間取り、10番手角田、11番手ストロール、12番手ガスリー(アルピーヌ)も含め5台がテール・トゥ・ノーズとなる。

 

その渋滞の最中、ストロールが12周目にピットに滑り込んだ。同じく12周目のターン11でラッセルがヒュルケンベルグを攻略するが、続く13周目にヒュルケンベルグ、ガスリーがピットイン。一方、ラッセル、角田はアンダーカットのリスクを抱えるなかコースに留まるを選択し、ミディアムタイヤでの周回を長めに重ねることに。

 

一方、上位勢で真っ先に動いたのは5番手ペレスの18周目。3番手ルクレールは対ピアストリを念頭に置いて20周目にピットインと、タイヤのデグラデーション(性能劣化)が少ないマイアミだけに、上位勢は軒並みファーストスティントを長めに取った。

 

そんななか、フェルスタッペンがターン15のコーンを弾き飛ばし、23周目にバーチャル・セーフティカー(VSC)導入となる。この間に10番手オコン(アルピーヌ)、11番手アロンソ、13番手マグヌッセンがピットを済ませ、アドバンテージを得ることに。一方、角田はVSC導入直前にピットロード入口を過ぎてしまい、ここではアドバンテージを得ることは叶わず。

 

 フェルスタッペンはVSC明けの24周目、ハードスタートのハミルトンは27周目、ピアストリとサインツは28周目にピットイン。しかしその直後、ターン3でマグヌッセンとサージェントがサイド・バイ・サイドの末、マグヌッセンがサージェントを弾き出すかたちでクラッシュ。

 

地元戦を迎えたサージェントだったが、コースサイドにマシンを止めリタイアとなり、これでセーフティカー(SC)導入に。なお、マグヌッセンはコース復帰を果たすが、接触の原因を作ったとして10秒のタイムペナルティの裁定が下った。

 

このSCの最中にノリス、ペレス(2度目/ミディアム)、角田、リカルド、周(キック・ザウバー)らがピットストップを敢行。このタイミングにピットを済ませたマシンが大きなマージンを得ることになった。

 

 これで24歳のノリスがラップリーダーに浮上。2番手フェルスタッペン、3番手ルクレール、4番手ピアストリ、5番手サインツ、6番手ペレス、7番手角田、8番手ハミルトン、9番手ラッセル、10番手オコンというオーダーで、レースは33周目にリスタートを迎えた。フェルスタッペンは猛烈な勢いでターン1から揺さぶりをかけるが、初優勝に向けて大きなチャンスを得たノリスは冷静にポジションを守った。

 

一方、ハードタイヤの角田の背後にはミディアムタイヤのハミルトンが接近。マシンの差、タイヤの差もあるなか、角田は懸命に7番手の座を守る。ただ、34周目のターン12〜13でハミルトンが7番手に浮上。8番手となった角田の背後には同じくメルセデスのラッセルが接近する。

 

トップのノリスはファステストを更新するペースで37周目時点でフェルスタッペンを2.2秒引き離す走りで、レースをリードする。ただ、レースは残り20周近く残されており、今後ハードタイヤのコンディションがどうなるか、そしてフェルスタッペンがいつスパートするのかが注目となった。

 

ただ、そんなフェルスタッペンはアンダーステアに悩まされ、「ぜんぜん曲がらないよ」と無線を飛ばす。その無線を裏付けるかのように、ノリスとフェルスタッペンのギャップは確実に広がっていった。

 

 その後ろではピアストリとサインツの4番手争いが白熱。39周目のターン17で2台はわずかに接触し、ピアストリはフロントウイングにダメージを受けた。これでピアストリは緊急ピットを余儀なくされ19番手に後退し、角田が7位に浮上する。

 

 その後、48周目にアロンソがターン11でオコンをかわし9番手に浮上したが、各車のギャップが広がっていたこともあり、それ以降入賞圏内では順位変動はなかった。

 

レースは最終ラップとなる57周目を終え、トップチェッカーを受けた24歳のイギリス人、ランド・ノリスがF1参戦6年目、参戦110戦目にしてキャリア初優勝を飾った。なお、マクラーレンにとっては2021年第14戦イタリアGPのリカルド以来の美酒となった。

 

7.612秒差の2位フェルスタッペン、9.920秒差の3位ルクレールまでが表彰台に登壇。4番手でチェッカーを受けたサインツはレース後に5秒加算ペナルティを受け正式結果では5位に後退し、ペレスが4位に繰り上がった。以下、6位ハミルトン、7位角田、8位ラッセル、9位アロンソ、10位オコンまでがポイントを獲得。

 

角田は前日のスプリントに続く今季4度目の入賞を果たし6ポイントを獲得。これで計14ポイントとなった角田はドライバーズランキング10位に浮上している。

 

次戦となる2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGPは、現地時間5月17〜19日にイタリアのアウトードロモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ(イモラ・サーキット)で開催される。

 

 

 

4月21日、2024年F1第5戦中国GPの決勝レースが上海インターナショナル・サーキットで行われ、フェルスタッペン(レッドブル)が今季4勝目、自身通算58勝目をポール・トゥ・ウインで飾った。

 

 

2位にノリス(マクラーレン)、3位にペレス(レッドブル)が続いた。角田(RB)とリカルド(RB)は、それぞれ他車からの追突を受け、RBの2台は揃ってリタイアとなった。

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、5年ぶりの開催となった今回の中国GP。周冠宇(キック・ザウバー)の参戦により史上初めて中国人ドライバーが参戦するF1中国GPともなったこともあり、スタンドには大勢の観客が詰めかけた。

 

スタートタイヤは20台中15台がミディアム(C3)をチョイスする一方、11番グリッドのストロール(アストンマーティン)、18番グリッドのハミルトン(メルセデス)、19番グリッドの角田、ピットスタートのサージェント(ウイリアムズ)がソフト(C4)を選択。そして、17番グリッドのマグヌッセン(ハース)がハード(C2)をチョイスした。

 

曇天のもと、気温19度、路面温度31度、湿度65パーセントというコンディションで56周の決勝レースはスタートを迎えた。

 

ポールスタートのフェルスタッペンが抜群の蹴り出しを見せ、ターン1のホールショットを守る。その背後では3番グリッドスタートのアロンソ(アストンマーティン)が、こちらも抜群の蹴り出しを見せ、ターン2でペレスを攻略し2番手に浮上する。

 

一方、19番手スタートの角田は同じソフトタイヤのハミルトン、母国GPを迎えた周冠宇らをかわし、16番手で2周目を迎えると、今度は15番手につけるチームメイトリカルド(RB)の背中を追う。

 

トップのフェルスタッペンが逃げの体制に入るなか、アロンソはペレスを抑え続ける。5周目のターン6でペレスがアロンソのインをついて2番手の座を取り戻すが、この時点で首位フェルスタッペンとは4.7秒ものギャップが開いていた。

 

3番手に戻ったアロンソの背後にはノリス(マクラーレン)が接近。序盤のペレスとの攻防でアロンソがタイヤを酷使した影響もあってか、7周目のターン14(バックストレートエンドのヘアピン)で容易くノリスが3番手に浮上する。

 9周目という最も早いタイミングでヒュルケンベルグ、角田、周冠宇の3台がピットイン。角田は2.2秒というかなり速い停車時間でミディアムタイヤに履き替えた。

 

その動きに呼応し、翌10周目にはハミルトンを含む5台がピットへ。停車時間も短かった角田はアルボンをアンダーカットすることに成功する。しかし、13周目に角田はターン1でハミルトンに先行され16番手に後退する。

 

上位勢で最も速い11周目というタイミングでアロンソがハードタイヤに履き替えたなか、レッドブルはフェルスタッペンとペレスを14周目にピットに呼び込みハードタイヤに交換する。

 

レッドブルは同一周回に2台のタイヤ交換を行うダブルピットというかたちとなったが、2台のギャップが10秒近く広がっていたこともあり、ペレスもタイムを失うことなくコースに戻ることが叶った。

 

19周目時点で見た目上トップのノリス、見た目上3番手につけるルクレール(フェラーリ)はミディアムタイヤで引っ張り続けるが、19周目のターン14でフェルスタッペンがオーバーテイクし、ノリスのピットストップを待たずラップリーダーの座を取り戻す。

 

20周目、11番手を走行していたボッタス(キック・ザウバー)が「エンジンが終わった」と無線を飛ばし、ターン11のエスケープゾーンでマシンを止める。

 

これでバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入されるが、VSC宣言のタイミングでノリスはすでにホームストレートを迎えており、この周にはピットに入らず。VSCが早めに解除されればノリスは好機を失うところだったが、幸いにもVSC導入時間が長かったこともあり、ノリスは翌周にピットを終えることが叶った。

 

これで全車がピットを終えた23周目時点でフェルスタッペン、ペレス、ノリス、アロンソ、ルクレール、ラッセル、ピアストリ、サインツ、ヒュルケンベルグ、オコン(アルピーヌ)というオーダーとなる。

 

ただ、ボッタスのマシンの回収に時間を要した影響か、この周にセーフティカー(SC)への切り替えが宣言され、フェルスタッペン、ペレスを含む大多数のマシンが2度目のピットインを敢行。

 

25周目時点で、フェルスタッペン(ハード)、ノリス(ハード)、ルクレール(ハード)、ペレス(ハード)、サインツ(ハード)、アロンソ(ソフト)、ラッセル(ハード)、ピアストリ(ハード)、リカルド(ミディアム/ステイアウト)、ストロール(ハード)というオーダーに変わった。

 

残る周回は30周という27周目にリスタートを迎えた。しかし、そのリスタート直前、ストロールがリカルドに追突するまさかのアクシデントが発生し、ストロールはピットへ。リカルドはマシンが跳ね上がりフロアにダメージを受けるが9番手を守る。

 

これで、14番手でリスタートを迎えた角田は、マグヌッセンをかわして13番手に浮上する。しかし、ターン6の立ち上がりでイン側後方のマグヌッセンがアウト側で先行する角田のリヤに接触。角田はリヤにダメージを負い、ここでリタイアとなった。

 

これで2度目のSCが導入され、レースは32周目に再びリスタートを迎えた。ただフロアにダメージを負ったリカルドは早々にヒュルケンベルグ、ハミルトン、オコンらにかわされ16番手にポジションを下げると、33周目にピットにマシンを収めリタイア。RBは2台揃ってリタイアという結果に終わった。

 

なお、ストロール、マグヌッセンにはそれぞれ10秒のタイムペナルティとペナルティポイント2点加算という裁定が下ったが、ペナルティを知らされたストロールは「信じられない。ジョークでしょ?」と無線を飛ばすシーンが国際映像に取り上げられている。

 

一方、上位勢はタイヤコンディションもほぼイーブンということもあり、ソフトタイヤのアロンソがサインツを先行したことを除けば、しばし順位変動もない均衡状態が続いた。

 

そんななか、39周目のターン6でペレスがルクレールを攻略し、3番手に浮上する。ペレスは続けて5.5秒先行するノリスとのギャップを縮めにかかる。一方、44周目にアロンソがハードタイヤに交換、12番手でコース復帰すると、再度ポイント圏内に戻るべく、猛プッシュを開始する。

 

アロンソは45周目にファステストを更新しつつアルボン、46周目にオコンを容易くかわし早々にポイント圏内の10番手に浮上する。続いてアロンソは48周目のターン14でヒュルケンベルグ、49周目のターン6でハミルトン、ターン14でピアストリを攻略し7番手に浮上した。

 

ただ、アロンソと6番手ラッセルのギャップは10秒開いており、アロンソのオーバーテイクショーはここまで。

 

 レースは最終ラップとなる56周目を終え、フェルスタッペンが2番手ノリスを13.773秒引き離し、国際映像にほとんど映らなくなるほどの圧倒的なリードでトップチェッカーを受け、今季4勝目、自身通算58勝目をポール・トゥ・ウインで飾った。

 

ノリスは今季ベストかつ、自身F1キャリア最高位タイの2位。そして3位ペレスまでが表彰式に登壇した。4位ルクレール、5位サインツ、6位ラッセル、7位アロンソ、8位ピアストリ、9位ハミルトン、10位ヒュルケンベルグまでがポイント獲得。なお、ファステストラップはアロンソ、ドライバー・オブ・ザ・デーはノリスが獲得している。

 

初の母国GPを迎えた上海市出身の周冠宇は14位と入賞には届かなかったが、母国のファンの前でしっかりと完走を果たした。チェッカー後、特別にホームストレート上にマシンを止めることを許された周冠宇は、スタンドにつめかけた母国ファンからの大歓声を受け、涙した。なお、チェッカー後の無線では「ここで走ることが夢だった。ありがとう」と語っていた。

 

次戦となる2024年F1第6戦マイアミGPは、現地時間5月3〜5日(日本時間5月4〜6日)にアメリカ・フロリダ州のマイアミ・インターナショナル・オートドロームで、今季2度目のスプリント・フォーマットで開催される。

 

 

 

 

 

初の春開催はフェルスタッペンが優勝…レッドブル・ホンダが1-2フィニッシュ

 

三重県・鈴鹿サーキットで7日、F1第4戦日本GPの決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートしたフェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がポールトゥウィンを飾った。

 

初の春開催となった鈴鹿F1GPは、ちょうど桜の時期と重なり、公式プログラムや場内の装飾もピンクで統一されていた。桜自体もほぼ満開で、サーキット内の至る所でピンク色の花を咲かせていた。

 

桜に囲まれ開催されたF1日本GPは、6日に公式予選が行われフェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が3年連続のポールポジションを獲得。決勝レースも3連覇に向け好ポジションからスタートすることになった。53周の決勝レースは14時にフォーメーションラップがスタート。1周ののちスターティンググリッドに着き、レースがスタートした。

 

フェルスタッペンはスタートを決めてトップをキープ。しかし後方でアクシデントが発生し、1周目でレッドフラッグが振られてレースは中断した。約30分の中断を経て3周目からレースが再開。フェルスタッペンは2度目のスタートも決めてトップをキープした。

 

2位以下は目まぐるしく順位が変わる展開となったが、フェルスタッペンはタイヤ交換のタイミングの違いでトップを譲った場面以外は後続を寄せ付けることなく、そのままポールトゥウィン。今季3勝目、そして鈴鹿3連覇となる優勝を飾った。

 

2番グリッドからスタートしたペレス(レッドブル・ホンダ)は、ノリス(マクラーレン)、サインツ(フェラーリ)、ルクレール(フェラーリ)らと2位争いを繰り広げたが、最終的にこの戦いを制して2位でフィニッシュ。これによりホンダRBPTのパワーユニットを積むレッドブルが、地元で1-2フィニッシュを飾った。

 

3位、4位はサインツ、ルクレールのフェラーリコンビ。以下ノリス、アロンソ(アストンマーティン)、ラッセル(メルセデス)と続いた。

RB・ホンダの角田裕毅は鈴鹿初入賞の10位フィニッシュ

10番グリッドからスタートした角田(RB・ホンダ)はスタートで順位を落とし、中断後は12番グリッドからスタートすることになった。しかし2度目は抜群のスタートを決めて9位に浮上。その後大接戦の中で早めのタイヤ交換を行い、14位からの巻き返しを狙った。

 

22周目、前後の4台とともに同時ピットイン。ここでピットクルーは素晴らしい仕事を見せ、なんと角田は11位でコースに復帰した。その後ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)を抜いて10位に浮上。レース終盤はランス・ストロール(アストンマーティン)に追われたが逃げ切り、鈴鹿初入賞となる10位でフィニッシュした。