ブラジルGP-スプリントクオリファイイング | 亜洲虎のブログ

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1997年前に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。

2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

13日(土)、インテルラゴス・サーキットを舞台にシーズン第19戦ブラジルGPスプリントクオリファイイングが実施され、好発進を決めたメルセデスのボッタスがポールポジションを獲得した。

 

 

金曜日に行われた予選ではメルセデスのハミルトンが最速タイムを記録していたが、セッション終了後、リアウイングに技術違反が発覚し、翌日まで続いた審議の結果、スチュワードは意図的ではなかったとしながらもレギュレーションに違反していたとしてハミルトンに予選失格の処分を科している。フリー走行のタイムを踏まえてスプリントクオリファイイングへの出走は認められており、ハミルトンは先頭から最後尾と大きく後退を強いられるものの、日曜日の決勝レースに向けたスターティンググリッドを決める勝負には参加できることになった。ただ、ハミルトンはブラジルGP週末に今季5基目の内燃機関(ICE)を搭載したことで5グリッド降格処分が確定しており、決勝レースは厳しい戦いを強いられそうだ。

 

また、同じく予選終了後に疑惑の目を向けられたのがレッドブルのフェルスタッペンだ。パルクフェルメにマシンを止めた後、自らのレッドブルマシンに加えてライバルであるハミルトンのメルセデスマシンのリアウイングを触っており、スチュワードはこの行為が「慣習的なものになっている」ことを認めつつも、パルクフェルメルールには違反しているとして5万ユーロ(約652万円)の罰金処分を科している。

 

タイトルを争う2人の処分が確定して迎えたスプリントクオリファイイングは100km(24周もしくは30分間)で争われ、気温17.1℃、路面温度35.7℃、湿度64.8%のドライコンディションでフォーメーションラップが始まった。先頭のフェルスタッペンと3番手に並んだ相棒のペレスがミディアムタイヤを選んだ一方で2番手のボッタスはユーズドのソフトタイヤを選択しており、トップ5のドライバーではガスリー(アルファタウリ)とサインツ(フェラーリ)もソフトを履いたが、もう1台のフェラーリを駆る6番手のルクレールはミディアムタイヤ、最後尾のハミルトンもミディアムでスタートしている。

 

蹴り出しよく発進したボッタスがターン1で先頭に躍り出ると、ポジションを落としたフェルスタッペンにサインツが襲いかかり、レッドブルマシンがわずかにコースを飛び出したスキにサインツが2番手に上がった。フェルスタッペンは3番手、ペレスが4番手に続き、ルクレールの後方に誕生日を迎えたマクラーレンのノリスがつけていた。

 

2周目に入ったタイミングで、アルファロメオ・レーシングの2台とアルファロメオ・レーシングの2台とアルピーヌのアロンソが三つ巴のサイド・バイ・サイド状態となり、インサイドにつけていたジョビナッツィとアウト側にいたライコネンがともにオコンを先行したが、ターン1への飛び込みで同士討ちを喫し、スピンを強いられたライコネンは最後尾に後退してしまう。アロンソが11番手、ジョビナッツィは12番手でレースを継続している。この一件はスチュワードに報告されたが、制裁措置は必要なしとの裁定が下っている。

 

スタート直後に大きくポジションアップしたハミルトンはアルファタウリの角田を料理した後、ジョビナッツィもかわして12番手に上がるも、その前を行くアロンソの攻略は簡単にはいかず、ファステストラップを刻んでプレッシャーをかけ続け、7周目の終わりにようやく11番手に浮上した。

 

その間、先頭集団ではフェルスタッペンがサインツをオーバーテイクして2番手に上がり、ペースを上げて2秒以上先を行くボッタスの背中を追いかける。あっという間にフェルスタッペンに差をつけられたサインツの後方にはペレス、ルクレール、ノリスがコンマ数秒差で続き、1.5秒ほどのギャップでガスリーとアルピーヌのオコンら中団グループの面々が隊列を成していた。

 

トップのボッタスとの差を1.8秒に縮めたフェルスタッペンが3番手以下に7.5秒のアドバンテージを築く中、サインツは懸命にマシンをプッシュしながらポジションを死守しており、ペレスはDRS圏内を維持していたが、なかなか追い抜きのチャンスを見いだせない。そのすぐ後ろではノリスがルクレールをオーバーテイクして5番手に上がり、サインツとペレスの攻防戦に加わっていく。

 

上位2台を除いて各車の間隔は大きくなく、少しのミスがポジション変更につながる状態が続いた。

 

オーダーに変化が見られたのは13周目。ハミルトンがホームストレートでマクラーレンのリカルドを追い抜き、2周を経てアストンマーティンのベッテルに対する攻撃も成功させて9番手に浮上している。

ハミルトンはソフトタイヤを履いていたオコンとガスリーとの勝負も制し、ルクレールから3.6秒後方の7番手につけて残り8周のバトルに挑んだ。

 

先頭ではフェルスタッペンがボッタスのリアをとらえはじめ、15周目に入るとその差は0.5秒に縮まるが、ボッタスがうまく防御してポジションを譲らず。レッドブル勢はフェルスタッペンもペレスもペース自体は前方のドライバーより良いものの、なかなか追い抜くチャンスを手に入れられない。かたや、ハミルトンはルクレールをもかわして6番手につけると、ラストラップではターン1への飛び込みでノリスを攻略、さらなるポジションアップを成功させている。

 

24周のバトルを終え、ソフトタイヤでスタートダッシュを成功させたボッタスとメルセデスの作戦勝ちでポールポジションはボッタスの手にわたり、フェルスタッペンは2番手、サインツ、ペレス、ハミルトンが5番手でゴールした。なお、ハミルトンはエンジンペナルティで5グリッド降格処分を受けるため、スタート位置は10番手に後退する。

 

6番手以下はノリス、ルクレール、ガスリー、オコン、ベッテルと続き、11番手にはリカルド、そこから順にアロンソ、ジョビナッツィ、ストロール(アストンマーティン)、角田、ウィリアムズのラティフィとラッセル、ライコネン、シューマッハとマゼピンのハースF1勢が続いた。

ホンダPU勢、フェルスタッペンが2番手、ペレスが4番手、ガスリーが8番手、角田はトップ10が適わず15番手ですが、決勝レースでは全車トップ10に入って欲しいですね!