この夏ぐらいから心が引きこもりがちで(^^;、仕事以外の時間はごろ寝しながらテレビ見ていることが多いです。写欲も衰え、撮った写真もそのままにして。

なんとかしなければと思っていたところに、ブロ友さんから、「50年間横浜を撮り続けてきた写真家の方が高島屋で写真展を開催中」というお知らせをいただきました

 

これはぜひ、ということで、その後、すぐに出かけて行きましたよ(^^)。

 

会場でいただいたチラシですが、なかなか面白そうですよね。森日出夫さんという横浜生まれの写真家の方で、「50年間に及ぶ軌跡の中から横浜にフォーカスした作品を代表作から未発表作を含む最新作まで110余点を展示」(チラシより)するとのことです。

 

50年間の軌跡ということで、変わる前の横浜、変わる途中の横浜、そして変わった後の横浜が、大きな写真となって目の前に展示されていました。1枚、1枚じっくり眺めながら、想いのある場所の変って行く姿を自分の中の記憶と重ね合わせ、いっとき感慨にひたっていました。

 

 

個人的に思い出深いのは、若葉町にあった横浜日劇と、新山下のバンドホテルの敷地にあったライブハウス、シェルガーデン。写真では、まだライブハウスになる前のレストランでしたが。

 

横浜日劇は子供のころ、自転車で、なぜかプレスリー(多分)3本建て(多分)を見にいった記憶があります。しかし、なんでプレスリーなんでしょうね(^^; 歌の上手な、スーパースターのオーラに充ちた偉大な方だとは思うのですけど、私とプレスリーとの接点は、後にも先にも、その3本建てだけでした。

 

この横浜日劇、林海象監督の「私立探偵濱マイク」シリーズで、邦画ファンの間では大変有名なようです。私は見ていないのですが、テレビシリーズにもなったとか。2005年に取り壊され、映画館として、向かい側の「ジャック&ベティ」に引き継がれたようです。

 

 

向かい側にオープンした「ジャック&ベティ」。この写真は私のです(^^;

 

ちなみに、横浜日劇のあった若葉町は、伊勢佐木町のひとつ裏の通りなんですが、実は私の本籍地でもあります。住んだことはないですが。

以前は、本籍が若葉町というのは別段嬉しいことではなかったのですが(苦笑)、最近は、秘かに自慢のたねかも、です(微笑)。生きている限り、本籍地替えるつもりはありませんよ(*^-^)

 

もうひとつの思い出の場所、シェルガーデンは、地元の割には23回しか行きませんでした。鮮明な記憶として残っているのはシーナ&ロケッツです。鮎川さんが、「横浜に来ると演りたくなるよ」と言って、「ルート66」を演ってくれました。鳥肌がたつくらいにかっこよかったです。

シェルガーデンに行く前には、勝烈庵で大勝烈定食とご飯3杯食べて、エネルギー充填させて行きました。あっ、4杯目は自粛しましたよ(^^;)

 

そのバンドホテルも取り壊され、いまはドンキホーテになっています。

 

写真展で言えば、横浜に関わりのある人物写真もよかったです。特に印象的なのが、横浜の人にとってはお馴染みの「メリーさん」。白い衣装、白塗りのメイクで74才まで関内周辺を歩いていた女性です。私も馬車道で何度かすれ違いました。2枚目のチラシ写真の上から2段め。左側の方です。

人の心の奥底のことはわからないのですけど、きっと、女性としていつまでも美しくあることにこだわり続けた方、ということなのでしょうか。

 

そのミステリアスな存在が多くの人たちの想像力を刺激したのか、小説のモデルとして、舞台劇のヒロインとして、そして写真家たちの被写体として、横浜ではずっと語り継がれている女性です。

 

私は、写真好きな割には、プロの写真家の写真展に足を運んだことが少なかったです。これ以前だと、横浜美術館で開催された篠山紀信展ぐらいでしょうか。美術館前に置かれたジョンとヨーコの大きな写真に誘惑されて、でした(^^;

 

篠山紀信展は人物写真が中心でしたけど、横浜の街をテーマとした写真展は初めてでした。気持ちの中でとても刺激となったので、この写真展の情報を教えていただいたブロ友さんには感謝、感謝です(‘´*)o"

 

916日まで、横浜高島屋で開催されているので、横浜周辺で興味ある方は足を運んでみてくださいね。

 

次回は、今回の写真展に刺激されて撮った写真などを載せてみたいです。