伊勢貞丈の鶴岡八幡宮所蔵太刀図の写本が手に入りました。
伊勢貞丈とは江戸時代の有職故実家で、室町幕府執事の伊勢氏の子孫でもあります。
彼は日本中の寺社を回り、奉納されている刀の図説を作成しました。
彼の小烏丸の図説はwikiにも掲載されていますね。
今回、偶然にも、業者市で鶴岡八幡宮所蔵太刀図の写本が手に入りましたので、大学に寄贈しようと考えています。
同じ写本は早稲田大学にも所蔵されているので、写本だからと言えども無価値なものではないでしょう。
以前、お取引して頂いた方に、神社の宝物を取り扱っている大学教授がいますので、その方に贈れば適正な管理をしてもらえそうですね。
尚、その大学は有職故実の研究・実践で有名なので丁度良さそうです。
この手の史料は僕の手元にあっても仕方ないですからね。
刀剣商も、利益だけ求めるのではなく、こうやって日本文化が適正に受け継がれるようにしないといけませんね。
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最後の靖国刀匠、大崎靖宗と中村正(靖正)刀匠の合作刀です。
かつて、この刀匠の刀は靖国神社にも奉納された事がありますね。
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