先日、大正時代の現代刀を仕入れました。
昭和の軍刀はたくさんありますが、大正の刀って珍しいですよね。
当時はサーベル全盛期なので、ほぼ刀の長脇差です。
整形研磨は問題ないのですが、鞘も無い状態での保管だったためか、薄錆と保管に伴うヒケがたくさんあります。
そのため、ヒケと錆びを研磨で落としてから販売しようと思います。
錆び部分は中名倉位から初めて、内曇りを引き、その後に刃艶を掛けます。
刃艶というと刃紋を出すためのモノというイメージがあるかも知れませんが、刃取や地艶前の仕上げでも使います。
しかし、この刀は整形研磨が上手に出来ていますね。
昭和の軍刀だと、結構地ムラやヨジレがあり、現在に至ってもそのままの刀も多いですが、この刀はキッチリ修正されています。
そして昭和の軍刀と比べると鉄が柔らかいです。
昭和の軍刀の多くは陸軍刀剣鋼という炭素鋼を使っていますが、その鋼だ刃艶なんて負けてしまいます。
でもこの刀は艶が喰っていきますね。
スノベっぽいですが、鉄は柔らかめの鋼を使っているんでしょうね。
刃も明るいし、なかなか良さそうな刀ですね。
研ぎ上がりで10万円台中盤で売り出そうかと考えています。
研磨済み + 新品外装で10万円台中盤って、他では無理な価格ですよね。
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