昭和のバブルの頃は三式軍刀は結構安かった記憶がありますが、今では程度の良い軍刀は減りました。
三式軍刀は昭和18年に制定された軍刀ですが、既に資源が少なかった頃の制定なのか鉄鞘のモノは数が少ないです。
昭和18年といえば、大学生の学徒出陣が始まった頃なので、甲幹過程を修了した将校が大量に出てきたころですね。
時期的に、学徒兵は98式ではなく、三式軍刀や私物軍刀だったんでしょうね。
この三式は鉄鞘です。
柄巻きは比較的新しいです。
末期軍刀あるあるですが、匂い口が潤んでいますね。
焼き戻しを油でやっていると急冷されず匂い口が潤みます。
美術的にはNGですが、刃が甘くなると寒冷地でも折れづらくなります。
古刀でも北国物なんかはそうですね。
最近は、ここまでキレイな三式はなかなか手に入らないので、実店舗オープン時のディスプレイにしたいと考えています。
でも、最近はお金がないから売りに出すかも・・・・
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陸軍受命刀工 天地正恒の刀です。
大日本刀匠協會主催の昭和16年新作日本刀展覧会で佳作受賞した名工です。
軍刀は日刀保の審査に通過しないと言われた時代でも、特別貴重の認定が付くと言われました。
これも、なんと10万円台です!