美味しいガラパコス | America and Belgium time ..+'..+*

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2015年~17年はベルギー日記
2017年8月からアメリカへ!!

1週間もガラパコスにいたので、沢山食事する機会がありました。私は地元のものは何でもチャレンジしたいので、かなり色々と試したと思います。おそらく一通り全部食べたんじゃないかな。

 

一番の名物料理

最初は勝手が分からないので、旅行客用のレストランで名物料理を一通りチェック。物価はちょっと高めで、ワンプレート15〜20ドルほど(ちなみにエクアドルの自国通貨は廃止され現在はドルが使われています)。バナナのフライ、ご飯、野菜、メインが乗ってます。一番メジャーなメイン料理は魚や肉のココナッツ煮。スペイン語でencocadoと言います。ものすごく豊富にココナッツがあるので(島は椰子の木だらけ)、この料理法が定着したんだと思います。ココナッツ好きな私としてはとても気に入りましたが、さすがに3回目くらいで飽きました。

 

<これがココナッツ味の魚の煮込み>

 

新鮮な魚介類

島らしく魚も豊富。夜にはプエルトアヨラの街に屋台が出現し、その日捕れた新鮮な魚を軒下に並べて、店員さんたちが一生懸命客引をしています。店によってちょっとずつ魚の種類や、価格、調理法が違うので質問しつつ値段交渉をして決めていきます。どの店にも必ずあるのがBrujoという出目金の赤い魚と、Langostaというしゃこのような甲殻類。どちらも1匹を二人で分けてお腹いっぱいになるくらいほどのビッグサイズ。1回目は一番メジャーなBrujoをホイル焼きで。鯛のような味であっさりしてとても美味しかった!お腹がはち切れそうなくらい大きな魚で二人で20ドル(ご飯、サラダ、付き)でした。2回目は、しゃこのグリルとカツオのような大きな魚。この魚は半分をフライに、もう半分をバジルとニンニクのソテーにしてもらいました。両方とも文句なしの美味しさで、二人で35ドル(ご飯、サラダ、バナナフライ付き)。

 

<夜の屋台の様子>

 

<一番メジャーな赤い魚。目が出てたので深海魚でしょうか?両手を広げても収まり切れないサイズでした>

 

<しゃこのような甲殻類のグリル>

 

 

エキゾチックフルーツ

とても暑いので、しょっちゅうアイススタンドやジューススタンドにお世話になりました。メニューは南国らしく、食べたことのない珍しいフルーツの味がたくさん!普段は糖質制限してるので食べませんが旅行中は別!中南米の国々にはたくさん行ったことがあるので、大体のフルーツは知っていたつもりですが、今回新しいものに出会ったのでいくつか紹介しておこうと思います。メニューには初めて見る名前のフルーツばかりでワクワクしました。ジュースやアイスの写真では分かりにくいので、ネットから拝借した写真を載せておきます。

 

タマリロ(スペイン語:Arbol de Tomate(トマトの木という意味)

これが今回の旅で一番気に入ったフルーツ。スペイン語の名前の通り、見た目はちょっとトマトに似ていますが、味はパッションフルーツとイチゴを混ぜたような感じ。ナス科の植物でトマトの近縁だとか。八百屋にも売ってありました。ナス科の植物です。

 

 

・ナランジラ(スペイン語:Naranjilla)

名前はスペイン語のオレンジ(Naranja)に似ていることから、ちょっとオレンジぽいと思いきや、見た目はオレンジ色のミニトマトのようで、味はオレンジ、バナナ、キウイを混ぜたような味。これもかなりメジャーでエクアドルのどこにでもありました。こちらもナス科の植物です。

 

・タマリンド(スペイン語:Tamarindo)

こちらはマメ科の植物です。ガラパゴス中でカラフルな花が満開でとてもキレイでした。よく見ると大きな豆のさやがぶら下がっています。この豆と豆の間の部分を食べるよう。こちらはメキシコでもメジャーな味で、キャンディなどのフレーバーにもよく使われているので知っていたのですが、こんなにも満開の花を見るのは初めてでした。味はちょっと酸味があって杏のような感じです。

 
 
超ローカルフード!

だいぶ慣れてきたら肝も据わってきて、地元の人に安い食堂を聞いたりして、格安で食べれるようになりました(スープ、メイン、ドリンクで4~5ドル)。地元の人が行く食堂はホテルや旅行代理店が密集する観光地からちょっと離れていて、地元の生活を垣間見れて、ほっとできる瞬間でもありました。定食の定番は、ライスに鶏肉やカジキマグロのソテーなどがついたものです。

 

<食堂での夕ご飯、カジキマグロソテー。美味しかった!>

 

その中でひときわ目を引くものがありました。見た目は一回り大きい丸いおにぎり。巨大なコロッケのようにも見えます。何だろうと興味津々で聞いてみたところ、「Bolon」という朝ごはんの定番なんだとか。観光客が行くレストランには置いていないので、屋台で2つ注文してみました。

見た目も味もジャガイモのようなのですが、実はこれ、バナナ(甘くない緑のバナナでプラタノという)なんです。そのバナナを潰して、中にチチャロンという豚の皮を揚げたものを入れたバージョンと、シュレッダーチーズが入っているものがあります。見た目も味もとっても独特。

 

 

<手前がチーズ、奥が豚の皮。しょっぱいコロッケの中身のような味だけど、独特すぎてちょっと苦手でした…。でもこれが朝ごはんの定番>

 

 

最後に面白かったのが、エクアドルではポップコーンをスープなどに浸して食べること。最初はポップコーンが出てきて、え?お通し?と思いましたが、汁につけてふやかして食べるそう。ふやかすと、もはやこれがポップコーンだったなんて気付きません。スープにクルトンを入れるような感覚でしょうか?

<地元の定食屋にて、セビーチェ(魚介のマリネ)とポップコーン>

 

 

色んなものを食べつくした10日間。今まで知らなかった何かを知るって、自分の常識の枠をぐいぐい広げている感じがしてとても楽しいです。

ココナッツの料理は家でも挑戦してみようかな。