ソワーニュの森(Forêt de Soignes)へお散歩 | America and Belgium time ..+'..+*

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2015年~17年はベルギー日記
2017年8月からアメリカへ!!

ソワーニュの森(Forêt de Soignes)へお散歩してきました。

我がから車で10分程度ととっても気軽に行けちゃうのです。

ソワーニュの森は、現在は道路や線路によって一部が分断されていますが、約5000ヘクタールの面積を誇る、超広大な森です。

ブリュッセルの都心から4kmに位置するカンブルの森(Forêt de Cambre)も、このソワーニュの森の一部。また、ブリュッセルの東にあるテルビューレンの森(Teruvuren)もこの一部です。

 

Google mapで見てみると、ものすごく広範囲に渡ってこの森が広がっていることが分かります。

⇒地図はこちら

 

以前はフランスの北部からベルギー中央に位置するブラバント州まで広がっていたそうですが、19世紀に伐採と荒廃が進んでしまいました。近年では長期に渡る森林保護の計画によって森は守られています。以前に比べるとだいぶ縮小しましたが、現在は、ブリュッセル、北部のフランドル地方、南部のワロン地方にまたがる、ヨーロッパ最大の都心にある森なのだとか。

 

約8割がブナの木に覆われており、多種多様な動植物が生息しています。

ソワーニュの森の森の公式HPによると、世界遺産の候補だとか…

公式HP⇒ http://www.sonianforest.be/

 

 

確かに世界遺産になってもいいくらい、素晴らしい森です。

一歩足を踏み入れると、その詩的な世界に一瞬で心を奪われてしまいます。

ベルギーの森は季節によって、色んな表情を見せてくれますが、特に春の佇まいは冬の終わりと、新しい季節の到来の喜びに満ちています。

新緑が芽吹き、森全体が暗い灰色から鮮やかな緑色に変わり、どれだけ見ていても飽きません。

 

  

 

散歩コースはしっかり整っていて、走ったり、サイクリングしたり、犬の散歩をしたりする市民の憩いの場所になっています。でも広過ぎるので、人とはたまにしかすれ違いません。

地面が薄茶色になっていますが、これはおそらくブナの雄花が落ちたものと思われます。

(ウキペディア参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%8A

ふかふかの天然のカーペットのようでした。

上を見上げると葉っぱがキラキラと風にそよいでいて、何とも言えない穏やかな気持ちになります。

ここに来ると、自分の悩みなんてちっけだなと森が思わせてくれるようです。

 

  

 

  

 

 

途中で池を発見。 

白鳥や巨大な鯉もいます。観察していたら白鳥が鯉をつつくという驚きの瞬間をカメラに収めることが出来ました。白鳥はしばらくずっと池に顔をつけて餌探しをしていましたが、このサイズの鯉はさすがに無理ですよね…。白鳥のくちばしから水が滴り落ちる、なかなか臨場感溢れる写真になったと自己満足しているのですがどうでしょうか?

ちなみに写真の撮影時間は昼の2時くらいです。

 

  

 

  

 

 

上述した、ソワーニュの森の一部であるテルビューレンの森にはとっても素敵なトラムの路線があります。Musee du Tramという駅から44番のTeruvuren行きの路線です。

これはベルギーに友人が遊びに来てくれたら絶対連れて行きたいスポット。

 

 

森の中に入っていくロマンチック過ぎるトラム。

実写版「となりのトトロ」のような感じです。

乗ったことがない方はぜひ!(^^)