IFR VFR

パイロットになりたい人なら見たことがあると思うこのワード。

まず簡単に言えば計器飛行方式(IFR)と有視界飛行方式(VFR)の略です。

IMCだったらIFR,VMCだったらVFRで飛びます。

IMC、VMCって何?って人。→JALが出している「航空実用事典」から引用させていただきます;

"計器気象状態:IMC(instrument meteorological condition)
これは計器飛行を行わなければならない気象の状態をいう。有視界気象状態に定めた気象条件の限界より悪化した場合には,計器飛行方式により飛行することが義務づけられている。すなわち,有視界気象状態以外の気象状態は,すべて計器気象状態である。"

"有視界気象状態:VMC(visual meteorological condition)
これは目視にて飛行を継続することができる気象の状態をいう。具体的には
〈1〉管制区または管制圏については,視程が5km以上あること,また航空機から上方150m,下方300m,水平方向600m以内に雲がない気象状態。
〈2〉管制圏内にある飛行場については,視程が5km以上,雲底高度が300m以上の気象状態。ただし,運輸大臣が指定した飛行場においては雲底高度が450m以上となる。
〈3〉高度7,300m(24,000ft)以上の管制区については,視程が8km以上,航空機から上下方向300m以内,水平方向1,000km以内に雲がない気象状態。
〈4〉管制区および管制圏以外の空域においては,視程1.5km以上,航空機の上方150m,下方300m,水平方向600m以内に雲がない気象状態。
となっている"

URL http://www.jal.com/ja/jiten/dict/p302.html
引用終わり=====

つまり簡単に言うとVMCは地上にある物や地形を見て飛行すること。IMCは雲の中や視界が悪くて地上が見えないときに計器だけを頼りに飛行することです。

事典には長々しく書いてありますが、実際パイロットになる勉強をしてみると航空法についても勉強することになります。そして航空法は全部こんな感じで書かれています。はっきりいってこれ勉強するの全然楽しくないですよ!^^


なんだ、天気悪いときの話か。って簡単な話じゃすまないのがIFR。大事なのが、IFRで飛んでいる飛行機は天気に関係なく管制官の指示に従って飛んでいるという事です。そしてお客さんを乗せて飛んでいるほとんどの飛行機はIFRで飛んでいます。反対にVFRで飛んでいる飛行機はある程度の自由があります。

なぜかというと。もしお客さんをたくさん乗せた何千もの飛行機がやりたい放題に飛んでいたら大混乱ですよね?


IFRで飛ばすには計器飛行証明 (Instrument Rating)を取得しなくてはいけませんつまりどこの国でプロとして飛ぶにも、計器飛行証明 (Instrument Rating)は絶対取っておきたいわけです。