ヴィヴァルディの《四季》が出版されたのは1725年。
今からちょうど300年前ですね。
それで、300年前のイタリアの夏はどんな感じだったか?と
添えられたソネット(詩)を改めて読んでみる。
●第1楽章
陽が焼けつくように照るこの厳しい季節に、人と家畜は活力を失い、木や草でさえ暑がっている。
かっこうが鳴きはじめ、山鳩とひわが歌う。
そよ風が心地よく吹く。
しかし北風が不意にそよ風に襲いかかる。
羊飼いは雨を恐れ、自分の不運を嘆いて涙を流す。
●第2楽章
稲妻、雷鳴、そして群れなす無数の蝿。
そのため羊飼いの疲れた身体は休まることがない。
●第3楽章
ああ、羊飼いの恐れはなんと正しかったことだろう!
空は雷鳴をとどろかせ、稲妻を光らせ、あられさえ降らせて、熟した穀物の穂を痛めつける。
(東京フィルハーモニー管弦楽団のプログラムより)
なんだ・・・今の日本と変わらないではないか![]()
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