3月の末に、ライプツィヒのニコライ教会で演奏させて頂く機会に
恵まれました。
バッハの聖地です。
楽しみ、というよりかは、気合いが入ります。
この週末は、その選曲や編曲作業に時間を使いました。
さて、演奏時間についてと、
日本の曲を演奏してもいいのか、
との問い合わせに対し、下記のように連絡が来たのですが、
日本語ってつくづく難しい・・・と。
・演奏時間は30-40分どうぞ
・日本のものも十分ok
何も気にせず読んだ時は、
「全体の演奏時間の中で日本の曲もじゅうぶん含まれててよい」
という意味だと思っていたのですが、
二度目にメールに目を通した時は、
「あれ?日本のものは、10分以内?」と
気になってしまったのでした。
私は、普段「じゅうぶん」には「充分」の漢字を使っているな、と
この時気がつきました。
そこで、十分と充分について調べてみました。
まずは、[ 大辞林/三省堂 ]より。
じゅうぶん【十分】【充分】
1 (名・形動) 条件を満たして、不足がないさま。満足できるさま。
・―な栄養をとる ・二人で住むには―だ ・―に話し合う ・休養―
2 (副) かなりの分量・程度であるさま。
・もう―いただきました ・―気をつけて下さい ・金は―持っている
もともとは、【十分】が古くから使われていたそうです。
「十」には、全部という意味があり、
「一分」「二分」「三分」・・・「九分」ときて、
100パーセントな状態を「十分」というそうです。
「十二分」とか、「不十分」という言葉もありますね。
そして、この時の「分」の意味は、「分割」とか「部分」の分です。
一方、「充分」の「分」は、
「分をわきまえる」や「職分」の「分」だそうです。
ですから、職責を果たすべきであるとされるもの(=分)を、
「充足」しているといった意味合いがあります。
しかし、現代では一般的には区別せずに使われているそうです。
「不充分」という表現は、間違えですが(ATOKの変換で出てきたけど!)、
じゅうぶんに、たっぷり、という時は、
どちらでもいいけれども、
どちらかというと「十分」にの方がいいということでしょうかね。
思わずも勉強になりました。