1999年から芦屋で
整体院を開院している
芦屋カイロプラクティックの中西です
赤ちゃんやワンちゃんの整体もしています
ぎっくり腰が増えていますね
原因は色々なのでなんとも
言えませんが先日の患者さんは
「水不足」が大きな原因でした
水不足ぐらいでと思うでしょうが
結構深刻なことが起こります
例えば「コムラ返り」とも
言いますが足がつるときは
お医者さんでも「水を飲んでね」
と言われます
理由はあまり聞いた事が
無いと思います
これは完全に生理学で説明出来る
事象です
いつも言っていますが
人間が正常に動くために
必要なエネルギー(ATP)を
作る為には、水・酸素・糖が
必要です
今回は足のつりに関して
書いていきます
筋肉が収縮するときは
カルシウムイオンが
筋肉に入って起ります
逆に弛緩する時は
筋肉からカルシウムイオンが
少なくなって起ります
このカルシウムイオンの
筋肉の出入りにも
エネルギー(ATP)が
必要になるので
水不足になると
ATPの生産量が低下して
筋肉が縮みっぱなしと
いった状態になるのです
ちなみにATPと言う名前は
アデノシン(A)三(トリ)
ホスフェイト(リン酸)の
頭文字を取ったものです
ATPの状態ではエネルギーを
発生する事は出来ずに
アデノシン3リン酸(ATP)が
アデノシン2リン酸(ADP)に
なる事で10キロカロリーの
エネルギーを作る事が出来ます
この時ATP→ADPになると言うことは
3つのリン酸の繋がりが2個に
なると言うことです
AーPーPーP → AーPーP+10キロカロリー
この時に働く科学反応も「加水分解」と
言って水で3つ繋がったリン酸から
一つリン酸を分解して、2個のリン酸の
繋がりにしてエネルギー得ます
エネルギーの元を作るのも
エネルギーを生む出すのも
「水」を沢山使うことが
お分かりでしょうか?
そういった理由でも水不足が
起ると筋収縮が戻りにくくなり
いわゆる「ギックリ腰」や
「寝違え」、「コムラ返り」が
起きる事になるのです
この時期は喉の渇きなども
分りにくいかもしれませんが
しっかりと一日1.5L程度は
水分補給して下さいね