霧、風、鈴7月4日 台高 / 木ノ実ヤ塚から薊岳を経てタイコウドウ谷東尾根を下る 曇時々雨復路は往路を引き返した。相変わらず辺りは霧に閉ざされたままで、風も唸り続けている。その風の中に、かすかに鈴の音が混じった。振り向くと、うっすら人の影。あっと言う間に追いつき、追い越し、霧の中に消えた(写真上)。何か夢の中の出来事のようだった。